早月加積駅

 

 滑川から魚津まではレトロ駅の宝庫である。浜加積、この早月加積、越中中村、そして西魚津とどれも良い味を出しまくっている。それもどれも特徴が異なるのが良い。
 浜加積はポツンと建つ片面ホームとレトロな駅舎の佇まい、越中中村はほとんど利用者もいない「廃」の味、そして西魚津は地鉄の駅の見本にしたいような典型的な構造がレトロなまま残っている点が魅力である。
 そこにいくと早月加積は駅舎からホームに繋がる構造が良いな、と思う。スペースに余裕がある造りで、駅舎からホームまで屋根がある通路が良い感じなんである。それとJRと地鉄に挟まれたホーム、というのはここにしかないぞ。

 

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早月加積駅 駅舎

 

 駅舎は地鉄の駅では標準的なレトロ感。いや、これを標準的というのも目が肥えてしまったな、とか思ったりするのだが。
 ちなみに駅名の銘板は全て脱落してしまっている。このおおらかさも素敵♪
 駅前には車を停めるスペースはほぼない。送迎で一瞬ならなんとかなるかもしれんが・・・
 駐輪場はちゃんとある。

 

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早月加積駅 ホーム側から駅舎内

 

 駅舎内のレトロ感も標準的・・・ってこれが標準てレベル高すぎ
 これは改札の外から駅舎内を見た写真なのだが、木戸に木枠の改札ゲート、着札箱、宝の山のような写真でしょ。これが平成だと判るモノ、1でも写ってますか??
 ここを毎日、高校生やサラリーマンやおばちゃんが普通に行き来している、というのが何か凄いわ。

 

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早月加積駅 駅舎からホーム

 

 早月加積駅で一番好きなのがここである。駅舎を出てすぐ、1番ホームと2番ホームに分かれるここ。
 造りが他の駅と比べると大きい。
 この写真で見える範囲、30年前からほとんど何も変わってないんだろうな〜。

 

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早月加積駅 ホーム

 

 この駅は相対式2線ホームで、写真の左が地鉄の線路、右の2本はJRの線路である。このあたりはJRと地鉄が併走しているのだ。
 今立っているホームは1番ホームらしいのだが、この狭いホームでJRと地鉄に挟まれる、というのはここの駅にしかない。他の併走区間の駅はみんな片面ホームでホームは左側にあるから。

 

 

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