折り畳み自転車

 

 最初に買ったスコットのSUB30を売ってしまった。職場に欲しいという人がいたのだ。
 売った金で別の職場の人から折り畳み自転車を買った。彼は既に新しい(もっと高い)折り畳み自転車を買っていたので、前から「いくらで売る?」と交渉していたのだ。
 ちょうどこのバイクも新車時の値段は7万円くらいとSUB30と同価格帯だったので、SUB30を売った金がそっくりそのまま新しい自転車の買値になった、ということである。

 買ったのはフォールディングバイクの老舗、ダホンの自転車である。モデル名はよく判らないがSpeedというシリーズ名らしい。スラムの8速ディレイラーが付いたグリップシフトのモデルである。

 

DAHON

DAHON Speed

 

 フォールディングが欲しかったのは、旅先で乗りたかったからである。さすがにロードバイクを輪行や車載で持ち運ぶのは気軽にはできないからね。特に東京に出張で行く時や大津の実家に帰省する時など、自転車を持っていきたいと思いつつも難しかったわけだ。帰省時など、ロードバイクを積んでしまうと他の荷物が載らないし。

 で、ダホンを手に入れて、さっそく正月の帰省時に持っていった。そいでもって琵琶湖の南を一周(琵琶湖大橋〜近江大橋)したりなどしていたのであった。上の写真はその時に撮ったものである。

 なかなか楽しい。
 走行性能には過度な期待はしていなかったのだが、まあママチャリよりはしっかり走る、という程度である。カーボンロードとは比較にならないのは言うまでもないが、40kmくらい走ってもたいして疲れもしなかったので必要にして十分である。スピードも真剣に漕げば35km/hくらいは普通に出せるし。

 ・・・とはいうものの、琵琶湖畔を走りながら「ここはやっぱりロードで走りたい〜」とか思っていたのは否定しないが。

 一時はSUB30をカミさん用にしようかと思っていたのにどうも乗る気配がなかったのだが、これは気に入ったらしく「乗る」と言っている。パートしているコンビニまでこれで通勤するのだとか。春になれば、であるが。

 折り畳みが極めて簡単に素早くできるのはさすがである。リバーを3カ所(フレームとハンドルとシートポスト)操作するだけなので、馴れればものの30秒できれいに畳めてしまう。とてもコンパクトに畳めるので帰省の家族4人の荷物と一緒に積めてしまうのはグッドである。
 それと面白いのは、シートポストにエアポンプが仕込んであることである。それもちゃんと実用になるのである。まあ、サドルを持ってしこしことエアを入れる姿は多少間抜けかもしれないが。

 

 

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