mont-bell 2013 fall & winter
今年のモンベルは春夏カタログが届くのも早かったが、秋冬カタログも8月の中旬には届いてしまった。
山に行くのとおわらを見に行ったりするので忙しく、更新は少し遅れてしまった。
<ダウンジャケット>
ついにFP1000なんていうダウンジャケットが出てきた。ちょっと前まで650FPで十分「超軽量!」だったんだけどなー。
プラズマ1000ダウンジャケット、なんと132gである。Tシャツより遙かに軽い。EXライト、ULも継続ラインアップされているので、モンベルはインナーダウンだけでも膨大なラインアップを持つことになってしまっている。ちょっと整理した方が良いのでは・・・?
膨大なのでちょっとまとめてみる。
モデル名 |
型番 |
FP |
シェル生地 |
構造 |
重量 |
価格 |
その他 |
プラズマ1000ダウンジャケット | #1101460 | 1000 | 7Dナイロン | シングルキルト | 132g | \26,800 | 男女兼用 |
Men's EXライトダウンジャケット | #1101416 | 900 | 7Dナイロン | シングルキルト | 170g | \19,400 | |
Men's ULダウン ガイドパーカ | #1101384 | 800 | 15Dナイロン | シングルキルト | 277g | \15,400 | フードあり |
Men's ULダウンジャケット | #1101374 | 800 | 15Dナイロン | シングルキルト | 202g | \12,800 | |
Men's ULダウン スナップジャケット | #1101420 | 800 | 15Dナイロン | シングルキルト | 175g | \12,600 | スナップボタン |
ULダウン ラウンドネックジャケット | #1101422 | 800 | 15Dナイロン | シングルキルト | 147g | \11,400 | 丸首モデル |
Men's ライトアルパイン ダウンジャケット | #1101428 | 800 | 20Dナイロン | シングルキルト | 310g | \14,800 | |
Men's ライトアルパイン ダウンパーカ | #1101430 | 800 | 20Dナイロン | シングルキルト | 364g | \16,800 | フードあり |
EXライト アルパインダウンジャケット | #1101425 | 900 | 7Dナイロン | ボックス | 293g | \27,800 | 男女兼用 |
Men's アルパイン ダウンジャケット | #1101426 | 800 | 20Dナイロン | ボックス | 385g | \17,400 | |
Men's アルパイン ダウンパーカ | #1101407 | 800 | 20Dナイロン | ボックス | 414g | \18,000 | フードあり |
これで男女兼用モデル以外にはWomen'sモデルがあり、さらにベストや半袖Tシャツといったモデルもラインアップされているのである。パタゴニアのような薄いカタログだったら、ダウンだけで1冊になってしまうくらいのラインアップだ。
昔のモンベルは超軽量シリーズにUltra Lightの略でULというシリーズ名にしていたのだが、さらに軽量なEXライト、さらにさらに軽量なプラズマが出てきたので、ULがちっともウルトラじゃなくなってしまった。他メーカーのラインアップじゃULでも十分ウルトラなんだけど。
モンベルのラインアップではアルパインはアウター用途も想定したモデルで、シェルもやや厚い生地を使っているし、おそらくダウン量も多い。
さらにこの他にシェルにウインドストッパーを使ったパーマフロストシリーズ、極寒地用のベンティスカやポーラーダウンといったモデルがラインアップされている。
ダウンではない化繊中綿ウエアではULサーマラップシリーズがモデルチェンジしている。ジャケットとパーカ
ベストにパンツ、ジャケットとベストは男女別モデルと、こちらもけっこうラインアップが拡大している。
ジャケットで245g、\9,800円と、これで十分的なリーズナブルさがあるんだが。むしろ山では濡れに強い化繊中綿の方が何かと便利なのだがなぁ。
これ、XLまでしかラインアップされてないのだが、XXLくらいの極大サイズが欲しい。山での休憩時にアウターの上から羽織る、ビレイパーカ的な使い方ができるじゃん。アウトレットでUSモデルのXLを見つけたら買おうと思いつつ3年くらい経っていたりする。
それにしても、ダウンもそうだけどこのシリーズは静電気の発生がかなり気になる。静電気防止対策を進めて欲しいな。
<アウター・ソフトシェル>
ハードシェルはドロワットパーカとフレネイパーカ、ダイナアクションパーカの3モデルがモデルチェンジしている。
ダイナアクションパーカは、例によってモンベルのハードシェル最軽量のモデルで、今季モデルの重量は450gである。軽い。
それにしても、最近はストレッチャブルは流行らないのね〜。数年前からストレッチャブルのハードシェルはモンベルだけでなく、他メーカーからもほとんど見なくなっている。
ドロワットパーカは大昔からあるシンサレートの極薄中綿入りのシェルなのだが、こういうのってもうクラシックなんだろうな。2レイヤー+ナイロンタフタの裏地付き、すなわちドロワットパーカからシンサレートを抜いたような構成のドリューパーカも、もうラインアップされなくなっているし。
ナイロンタフタの裏地って、昔々ゴアテックスがゴワテックスなんて揶揄されるくらいゴワゴワのガサガサで滑りも悪かった時代に、少しでもレイヤリングを容易にするために考え出されたものだからなぁ。現代では単に重くなるだけだよね。
なので2レイヤーモデルのドリューパーカはなくなったが、シンサレート入りのドロワットパーカはまだ売られていると。そういえばデザインもやけにクラシックである。こういうモデルを買う人はかなりの高年齢層なんだろうか・・・
フレネイパーカはモンベルのゴアテックス製のアウターでは最も安価なモデルなのだが、その価格は\26,800円である。安い〜。
もうこれで良いんじゃない?重量は500gを越えてるけど、それでも一般的な基準では十分軽い部類だし、ひととおりの機能も押さえているし。
ソフトシェルではライトシェルシリーズとパウダーシェッドパーカがモデルチェンジしている。とはいうものの、ライトシェルは僅かに重くなっている以外はデザインも素材も同じで、何が変わったのかはよく判らない。
もうひとつ、サイクライムジャケットという新規モデルが追加された。
これは前面にクリマプロ200、つまりノマドシリーズと同じ素材を使い、背面と脇にストレッチクリマプラスというフリース素材を使ったウエアである。
つまり、ザックを担いだときの背中の蒸れ防止、というわけで。チャリウエアでは以前からよくある形態なのだが、登山用ウエアではちょっと珍しいかも。トレイルランニングウエアなどではあったかも。
というわけで、登山にもチャリにも使える、というわけでサイクライムジャケットという身も蓋もないネーミングをされた、というわけである。
<アンダーウエア>
ジオラインのミドルウエイト(MW)とエクスペディションウエイト(EXP)がモデルチェンジしている。
EXPの方はなんとボックス構造にして保温性を向上させているという。アンダーウエアのボックス構造ってどんなものなのか、見てみないとさっぱり判らないが。