mont-bell 2014 Fall & Winter Clothing
今年は8月中には既に秋冬カタログが来ていた。山に行っていたり出張で1週間筑波に行っていたりで更新は今になってしまったが。
そういえば今年は秋が来るも早い気がするな〜。9月半ばなのに、もう朝晩はかなり寒く感じるものな。
<アウター>
今季はストリームジャケット(Men's 1102450 , Women's 1102451)がモデルチェンジしているのだが、正直言って何が変わったのかさっぱり判らない。
重量表記は僅かに軽くなっているのがデザインや構成はまったく同じである。もしかして、ゴアテックス・プロのロゴが付いただけなのかな?
そのゴアテックス・プロなのだが、「従来のゴアテックスと比較して最大28%透湿性を向上させた」とあるのだが、それにしては性能表示がずっと同じ13,500g/m2/24hなのはどういうことなの?
いや、それ以前にもゴアテックスXCRの時も透湿性は向上しているはずだったのだが、性能表示は第二世代ゴアテックスが登場したときからず〜っと同じ数値のままなのである。謎だなぁ。
ドロワットパーカ(Men's 1102452 , Women's 1102454)もモデルチェンジしている。
今季モデルは598gとまたえらく軽くなった。このモデルはシンサレートの中綿入りということで、モンベルのアウターの中では最重量級で、一時は900g近い重量があったのだが、軽量化されたものである。
軽量化はポケットや前立てが止水ジッパーになったことが大きいと思われるが、でも考えてみればこのモデル、止水ジッパーになったりまたフラップ付きの前立て&ポケットになったり、いろいろ変化が激しいモデルである。
でも今季はハードシェル全てが止水ジッパーの前立て&ポケットになった。
それとアウターではパンツ、すなわちオーバーパンツが数年前からモデル構成が見直されている。
今季はドライテックのインシュレーテッドシリーズが追加された。
よく見るとどの部位にシンサレートが入っているかがシリーズによって違う。山用やスキー用で替えているみたい。
というわけでちょっとまとめてみる。
モデル名 |
素材・構成 |
中綿部位 |
型番 |
価格 |
アルパインパンツ |
ゴアテックス3レイヤー |
なし |
Men's 1102415 |
\26,500 |
マルチトラウザーズ |
S.HDBR 3レイヤー |
なし |
Men's 1102440 |
\16,000 |
S.HDBR ライニングパンツ |
S.HDBR 2レイヤー |
なし |
1102445 |
\13.143 |
ライニングアルパインビブ |
ゴアテックス2レイヤー |
なし |
1102449 |
\29,500 |
インシュレーテッドアルパインビブ |
ゴアテックス2レイヤー |
尻と膝 |
1102447 |
\27,500 |
インシュレーテッドアルパインパンツ |
ゴアテックス2レイヤー |
尻と膝 |
Men's 1102446 |
\26,500 |
ドライテックインシュレーテッドパンツ |
ドライテック2レイヤー |
全体 |
Men's 1102461 |
\13,400 |
ドライテックインシュレーテッドビブ |
ドライテック2レイヤー |
全体 |
Men's 1102459 |
\15,300 |
こうしてみると、ドライテックシリーズはスキー用という位置づけなんだろうな。
でも、ビブにウィメンズの設定があるのはドライテックシリーズだけである。このあたりもそのうち拡充されてきそうな感じはするが。
<ダウン・化繊中綿ウエア>
プラズマダウンジャケットとEXライトダウンのシリーズがモデルチェンジしているが、どこが変わったのかよく判らない。単なるカラーチェンジなのかな。
ダウンウエアは今季またスペリオというシリーズが追加された。もう何が何だか判らないくらいの多シリーズ構成である。
というわけでちょっとシリーズ毎にまとめてみる。
シリーズ名 |
ダウン |
シェル素材 |
その他 |
シリーズ構成 |
プラズマ1000ダウン |
1000FP |
7Dナイロン |
独自キルト |
ジャケット(男女兼用) |
EXライトダウン |
900FP |
7Dナイロン |
独自キルト |
ジャケット、ベスト |
スペリオダウン |
800FP |
10Dナイロン |
裾調整、独自キルト |
パーカ、ジャケット、ベスト |
ULダウン |
800FP |
15Dナイロン |
シングルキルト |
スナップジャケット、ラウンドネック |
ライトアルパインダウン |
800FP |
20Dナイロン |
シングルキルト、裾調整 |
ジャケット、パーカ、ベスト |
EXライトアルパイン |
900FP |
7Dナイロン |
箱マチ構造 |
ジャケット(男女兼用) |
アルパインダウン |
800FP |
20Dナイロン |
箱マチ構造、裾調整 |
ジャケット、パーカ |
パーマフロストライト |
800FP |
30D W.S |
溶着シングルキルト |
ジャケット |
パーマフロスト |
800FP |
30D W.S |
箱マチ構造、止水ジッパー |
パーカ(男女兼用) |
* W.S はウインドストッパーの略
・・・もう何が何だか。
各モデルの性格設定でひとつ明確になったのは、ULシリーズが前立てがスナップボタンのみの展開になったことで、800FPというモンベルとしては一般的な品質のダウンを使いながら、上のスペリオシリーズより軽量化を達成している点かな。さらにラウンドネットや半袖の設定もあるので、とにかくアンダーとして着ることに徹するという割り切りをすれば、軽量化には寄与しそうである。
あとはスペリオシリーズはけっこう割安感があるかなぁ。これまでULシリーズで展開されていたパーカやベストがこちらに来た、という感じである。だから価格もULシリーズと変わらない感じ。
<ソフトシェル>
今季はコスミックパーカ(1106526)というモデルが追加されている。
ドライテックを使用し、シーム処理も行うなど、構成としてはハードシェルそのものである。裏地が起毛地ってことだけでソフトシェルに分類したのか?
ちなみに袖口や裾、フードには起毛地は使っておらず、そのあたりはさすが日本の山での使用状況をよく考えているモンベルならではだが・・・