patagonia 2008 Late Summer
まだ梅雨も明けてないのにLATE SUMMERのカタログが届いた。webサイトには秋冬物も出始めている。
今季はガイドジャケット(M's:83150 ,
W's:83160)という新製品が出ている。去年からあったスーパーガイドジャケットと名前もよく似ているし見た目もほとんど同じに見えるので、しばらく新製品だと気づかなかった。
ちなみにパタゴニアには他にウインターガイドジャケットというモデルもある。ガイドが好きなメーカーである。
ちょっと見にはスーパーガイドジャケットと比べて何が変わったのかよく判らないモデルなのだが、よく調べてみるとやはり別物である。
スーパーガイドジャケットはナイロン・ポリエステル・スパンデックス混紡生地だったのに対し、ガイドジャケットはポリエステルとスパンデックスの混紡である。要するにリサイクル可能な仕様にしたわけだ。
実際、パタゴニアはリサイクル可能な製品がどんどん増えてきていて、このカタログではナイロンのハードシェルとコットン以外の製品、すなわちポリエステル系のものは、そのほとんどがリサイクル可能な仕様になっている。
その他、ジッパーが耐水性のものになったり、よく見るとパターンもぜんぜん違う。袖の仕様も変更されている。
スーパーガイドジャケットと比較すると、ほんの重くなっているが価格も変わらないし、なかなか良さげである。もうちょっと軽く作ってくれれば言うことないんだけどなぁ。スーパーガイドジャケットもそうなのだが、ず〜っと着ている分には何も問題ないのだが、ザックの中に入れるには少し重いと思うし、それにけっこう嵩張る。まあ、ず〜っと着ていることを想定して開発されているのだろうが。
なお、ウィメンズモデルは胸ポケットがないのだが、その代わりに左袖にポケットが付いている。
その他のモデルは、ハードシェルはレインシャドウジャケット(M's:84470 , W's:84480)とジェットストリームジャケット(M's:83115 , W's:83125)が主力である。レインシャドウはよほど売れているらしく、色数が非常に多い。なんとメンズ、ウィメンズ共に14色展開である。
ジェットストリームジャケットは糸を使わずに溶着で生地を接合する技術で製造されたウエアで、数年前はCSSと言っていた。
それが翌年にはウェルデッド・シームと呼び方を変え、今年くらいからウェルデッド・コンポジット・シームとかグルード・シームとか呼ばれるようになった。商標関係で何かがあったんだろうな。
これらの溶着でウエアを作る技術はノースフェイスなど様々なメーカーが取り組んでいるが、ウエア全体を溶着で作ることに成功しているのは今のところパタゴニアだけである。まあ、これらのウエアも裏側は糸を使っているのだが。
ソフトシェルはレディーミックスジャケット(M's:84920 , W's:84930)やフィギュア4ジャケット(M's:84965 , W's:84975)が相変わらず主力である。これらもグルード・シーム、すなわち溶着ウエアである。