patagonia spring 2013
今年の冬は雪はたいしたことはなかった。東北や北海道では3月に入るまで大雪が降り、平野部ですら死亡事故が多発した豪雪に襲われたのだが、富山は12月初旬の初雪でいきなり平野部40cmという大雪となり、こりゃ今年の冬はどうなるんだろう?と思わせたがあとはさっぱりだった。
その代わりというのか、気温は低かった。
12月下旬に大寒波がやってきて、朝方に車載の気温計で−10℃まで気温が下がった。富山に来て20年あまり、マイナスの2桁は初めての経験だった。
事故も多かったな。我が家の車は2台とも、この冬に事故ってしまった。
カミさんのR2は凍結路で単独スリップして廃車になってしまい(同年式のR2の中古に買い換え)、私のフォレスターはやはり凍結路で斜めを向いてドリフトしてしまった対向車に突っ込まれて3週間も修理工場に入ってしまった。
そんな厳しい冬も過ぎ、一気に春らしくなってきた。春になればやってくるのが黄砂。今年はPM2.5なんてオマケもついてるけど。
というわけで、春カタログなんである。
カタログを開くと見開き一杯で1モデルという贅沢なスペースで紹介されているのが、新しいダウンパーカであるエンカプシル・ダウン・ビレイ・パーカである。
エンカプシル・ダウン・ビレイ・パーカ (#84645) 1000FPダウン、10Dナイロン |
1000FPだってさ。ナイロン地のシェルも普通のDWR撥水加工じゃなく、ポリウレタン・ドライ・コーティングと説明されている。
ダッフル構造がえらく凝っているらしく、シリアルナンバー入りの限定品なんだとか。
非常に高価だが、軽い造りだし保温性もそんなに過剰ではなさそうで、けっこう使い勝手が良いんだろうなぁ、と思うのだが・・・
高ぇよ、やっぱ。
今季はハードシェルでトレントシェルにいくつかモデルが追加された。
ベースモデルのトレントシェル・ジャケットとプルオーバーはそのままだが、トレントシェル・プラスとトレントシェル・ストレッチという2モデルが追加されている。
ちなみにプルオーバーとプラスにはウィメンズの設定がない。
要するにざっくりと書くと、プラスはノーマルのトレントシェルの肩と脇に補強を入れたモデル、ストレッチは肩と腕に伸縮性を持たせたモデル、ということになる。
それだけではなく、プラスとストレッチはジッパーが止水ジッパーになっていたりするし、ポケットもストレッチは胸にも付いていたりして、微妙な仕様はかなり違うのだが・・
それにしてもストレッチにしただけで1万円高は高くないか?と思ったのだが、よく考えてみるとH2Noの2.5レイヤーで400gを切る重量、そしてストレッチパネルとくれば・・・あのジェットストリームジャケットの再来じゃないか。あれ、全てがちょーど良くて使いやすかったんだよな〜。価格も同じようなものだし、けっこう使い勝手が良いモデルのような気がする。
トレントシェルシリーズの共通仕様として、ポケットの中に本体を収納できるポケッタブル仕様となっている。スタッフバッグってけっこうなくしやすいので、私はポケッタブルは好きである。横着者にはぴったり。
沢靴なんだけど、去年結局パタゴニアのラバーソールのブーツは買わず、キャラバンの沢靴を買った。
と思ったら今年、ニューモデルが出ている。
ウルトラライト・ウェーディング・ブーツ(スティッキー) \19,845 |
・・・どうなんだろうね〜。靴としての仕様は去年試し履きしたリバーウォーカーも悪くはなかったし、この靴も長距離を歩いても疲れ方はキャラバンの沢靴より少なそうに見える。
ただ、問題の1つは、幅が広すぎることかな。釣り用のウェーディング・ブーツは何かと幅が広い仕様の靴が多いのだけど、もう少しタイトな方が・・・と去年リバーウォーカーを試し履きしていて思った。
それともう1つはサイズ設定なのだが、ハーフサイズがないのである。つまり約1cm刻みのサイズ設定なんである。なので合わない・・ということになる確率は少し高そうである。
でもでも、何と言ってもさ。ソールがどうか、なんだよね。
ソール性能が高ければ多少の難には目をつぶるんだけどね。(キャラバンの沢靴だって、多大な難をソール性能のために許してきたもん)