patagonia ALPINE 2015
昨年秋以来、20年ぶりくらいにオートバイ熱が復活しているので、山熱の方が低下している。その前に写真熱と山熱が微妙に上下していたか。
まあいずれはまた揺り戻しがあったりして均衡化していくのだけど、とりあえず今は時間があったらオートバイ、という時期だったりするかも。
ただ、オートバイ、登山用ウエアが意外に使える。
11月のかなり寒くなった時期、オートバイに乗るときのウエアは、アンダーにモンベルのジオラインEXP、ミドラーにパタゴニアのナノパフ、アウターにパタゴニアのアルパインガイドジャケット、がしばらく定番だった。
この組み合わせ、警戒で着膨れ感がほとんどないのに暖かく、5℃くらいまでの気温にはなんとか対応できたので(それ以下の気温だったり長時間の場合は、ミドラーがもう少し厚手のが欲しい)、けっこう重宝している。転倒の際のプロテクション効果はないが、プロテクターが入ったジャケットは重いし蒸れそうだからなぁ・・・嫌だなぁ。
今季のソフトシェルでいくつかニューモデルが出ている。
レビテーションフーディーは軽めの1枚地のオーソドックスなシェルなのだけど、袖口が特徴的。
この袖口、グローブとの相性が良いような気がする。手首があまりゴロゴロしなくて良いかも。
でも、この斜めにした伸縮性生地で袖口を造るやり方、モンベルが以前からやっている手だね。モンベルは主にアンダーウエアで同手法を用いていて、シェルではやってなかったと思うけど。
ディメンションジャケットは、昔あったモデル名の復活である。
昔あったディメンションジャケットは、コンパクトなグリッド状の裏地が付いた生地がシームレスで溶着接合されている面白いモデルだったけど、今度のはウインドストッパーを使った極めてオーソドックスなモデル。他のメーカーからもたくさん出ている構成だが、いつの間にか同程度の仕様だと他メーカーに比べて安いメーカーになっているな〜、パタゴニアも。
ただ、単にウインドストッパーを使うのではなく、脇の下などの特に蒸れやすい部位にはウインドストッパーを入れていない等、パタゴニアらしく凝った造りにはなっている。
アズ・ハイブリッドジャケットは、アズジャケットの袖の内側や脇の下に透湿性がより高いストレッチ素材を組み合わせたモデルである。
袖口もテープで留める調節可能なものではなく、ストレッチ素材のものになったし、全体的にバリバリの冬山用というよりは夏の高山帯でも使えそうな仕様になっている。
アズフーディーは持っていて、シンプルだけどしっかりした造りがとても気に入っているのだが、「これ、フード取って脇の下当たりにストレッチパネルでも入れて軽くすれば夏山でも使えるんじゃね?」とか思っていた、ほぼそのとおりの造り。
これでもう80gほど軽くて500gぎりぎりくらいの重量だったら気軽に夏山に持って行けるんだけどなー。