平成22年9月3〜5日 薬師沢小屋
9/3 (金) | 9:50 | 折立 出発 |
10:30 | アラレちゃん 通過 | |
10:50 | 三角点 通過 | |
11:50 | 五光岩ベンチ 通過 | |
12:25-13:10 | 太郎平小屋 | |
15:10 | 薬師沢小屋 着 | |
9/4 (土) | 終日 | 停滞 |
9/5 (日) | 10:20 | 薬師沢小屋 出発 |
11:55-12:30 | 太郎平小屋 | |
14:40 | 折立 着 |
この前の週には剱御前に友達に会いに行っただけ、みたいな山行だったのだが、今回も薬師沢に避暑に行っただけ、である。なんだかもうあまりガツガツと「あそこに行きたい!」とかいうのがなかったりするし。ヒマがなくて限られた日数しか確保できなければ、どこかに登りに行くより友達に会いに行く方がどうしても優先になってしまうのもあるし。
というわけで今回の薬師沢も、別にどこに行くというアテもなく、単に薬師沢小屋に避暑に行くような感じである。
今年はまた景子ちゃんが薬師沢小屋に入っているので、今回も「友達に会いに行くだけ」とも言える。
ちなみに今年は有峰林道の小見線が土砂崩れのため通行止めになっていて、折立へは小口川線でアプローチすることになっている。長年この山に通っているが、小口川線を走るのは初めてだ。
まあ道は狭いし長いので、小見線が復活したらもう二度と走らないだろうけど・・・
天候はあまり良くなかった。霧雨のような小雨がパラパラするほど。
でも、そのおかげで涼しく、ペースはかなり上がった。久々に折立〜太郎間を2時間半を切ったのだが、それはこの天候のおかげかも。
太郎平小屋はガスの中・・・ |
去年のシルバーウイークに来た時は未曾有の大混雑なのに小屋のスタッフは3人しかいなかったのだが、今年はゆったりした入りの割にはスタッフは4人と恵まれた体制であった。
おかげで居候の出る幕はあまりなく、小屋に到着してからものんびりと過ごせた。
それにしても水量が少ない!!
本流など涸れるのでは?と思うほどの水量である。今シーズンはほとんど雨が降っていないのだそうだ。
吊り橋から下流のお馴染みのアングル 水量が少ない!! |
上の写真で奥の方に両岸が狭くなった短いゴルジュがあるのだが、登山道は右岸をハシゴで高巻きしている。
私は沢靴を履いている時はいつもゴルジュの中を通るのだが、ほとんどの場合、膝下くらいまで水に浸かって通ることになる。飛び石伝いに足を濡らさずに行けるのは水量の少ない年の9月末頃に何回かある程度だ。
それが今は普通に河原歩きで通過できるのである。こんなのは初めてだ。
この吊り橋下の本流も飛び石伝いに渡れるくらいである。
小屋のすぐ近くで釣りをする常連のOさん |
ここに来るとたいてい誰か知り合いに会うのだが、今回も私が現役のバイト時代以来の常連のOさんが来ていた。
昔は黒部のイワナを絶滅させるのでは?というほどの職漁師ぶりを発揮していたのだが、もう年なのでガツガツ釣る気にはなれないのだそうだ。ガツガツ登る気になれない私と同じようなものか。
でも、パーティーの夕食分、といって小屋から見えるほど近い場所で竿を出し、あっという間に人数分釣り上げてしまうあたりはさすがだ・・・
かくして夜は小屋のスタッフと飲んだくれていたわけである。これがここに来た目的だからな。
さて翌日、天候は良いしやる気があれば赤木沢でもどこでも行けそうなものなのだが、やる気はないので小屋でじゃりン子チエを読んでいた。去年どこまで読んだか忘れてしまっていたので、とりあえず30巻から読んでみた。
午後になって、せっかく沢靴で来たことだし天気も良いし、少し散歩でもするかと景子ちゃんと魚飛びの滝まで行くことにする。
例年だと左に見える河原は膝下まであるんだがなぁ・・・ |
水量は少ないが、あまり水垢が出てなくて水は綺麗である。
上の写真が例の短いゴルジュなのだが(下流から見ている)、この位置では1m近く水位が低い。こんな年もあるんだなぁ。
買ったのはもうかなり前になるが、防水のデジカメを持っているので、今回はイワナの水中写真に挑戦してみた。
景子ちゃんがかなりデキの良い写真を撮っていて、それに触発されたのもある。負けてたまるか。
でも、淵ごとにかならずイワナはいるのだが、水中写真を撮れるほど近寄るのは難しい。景子ちゃんに「そんな接近の仕方じゃダメだよ」とか言われながらトライを重ねるのであった。
水中写真その1 右下にイワナが3匹いるんだけど・・・ |
水中写真その1の拡大 |
水中写真その2 中央下の石の上にいるのだが・・・これは見つけるのが難しいかも |
水中写真その2の拡大 |
難しいわ。
ほとんど適当である。このあたりにいるはず、と見当を付けて撮っているのだが、PCに転送して等倍で見るまではどこにいるのか判らない写真がほとんどである。ズームすればもっとはっきり判る程度に写るのだろうが、それは上級者編だろう。
魚飛びの滝は、午後になるとイワナが滝を飛んで遡上を試みるというのがネーミングの由来である。まあ内輪で付けた名前なのだが。
魚飛びの滝で 景子ちゃん |
魚飛びの滝の下の淵には、ざっと数えただけで7匹以上のイワナがいた。
魚飛びの滝の下の淵 |
ただ、アプローチが難しくてここでは水中写真は撮れない・・・
無警戒に泳いでいるのになぁ。
魚飛びの滝の下の淵 イワナが2匹 |
気を取り直して帰り道、再び水中写真に挑戦である。
景子ちゃんは仕事があるからと先に帰ってしまった。
少し腕が上がったように感じるのは自分だけ?
後半のはけっこう判りやすい程度に撮れていると思うのだが・・・
水中写真その3 これは判りやすいかも 中央少し上にいる |
水中写真その3の拡大 |
水中写真その4 これも判りやすい |
水中写真その4の拡大 |
というわけで、通りすがりの人からはほとんど奇人のように見える様を晒しながら水中写真撮影に熱中していたわけである。
その夜もまた飲み会になったことは言うまでもない。
こうして2泊3日の避暑を過ごしたわけであった。
薬師沢小屋 |