沢登り用シューズ その6
ファイブテン ウォーターテニー

 

 今年は沢靴を買う予定ではなかったのだ。
 今の大峰アクアがまだ十分使える状態なので、早くても来シーズンだというつもりだったのだが・・・

 好日でアウトレットで安く売っていたのである。
 しかも現物が1足残った状態で、その1足がサイズぴったり。こりゃ仕方がないよね。買わなきゃ。

 

watertenny.jpg

ファイブテン ウォーターテニー

 

 で、既に8月と9月の薬師沢で2回使用している。
 8月の時は登山道はイグザムガイドで歩き、沢でだけウォーターテニーを履いた。

 この靴、着脱が非常にしやすい。それでいてファイブテンの靴らしく、丁寧に締め上げれば抜群のフィット感である。
 ソールは言わずもながで、抜群のグリップ力。9月の水垢が着いた岩はさすがに少し滑るが、それでも水中飛び石でもなんとかなるくらいのグリップ力はある。まあ、アクアステルスそのものである。

 また、この靴、足入れ感が非常にソフトなのである。
 大峰アクアはなんとなく中がゴツゴツしているし、アッパーが分厚いナイロン生地で靴紐を足首まで強く締め上げると足首が痛くなったのだが、ウォーターテニーはネオプレン地で柔らかい履き心地が気持ちいい。

 これは登山道もこれで行けるのではないか?と思い、9月は全てこれで通してみた。

 結論から言えば、これで十分速いペースで歩けているので、"登山靴"としてもokである。
 クッション性の低さはいかにも沢靴なので、やはり足は疲れやすいのだけど、大峰アクアに比べればぜんぜん楽である。

 今年のモデルからウォーターテニーはずいぶん高くなってしまったが(仕様は変わってないらしい)、しばらくはこれで良いかな、と思わせる靴だった。

 それにしてもアメリカメーカーにこんな沢靴を作られてしまったら、キャラバンの立場がないと思うのだが・・・

 

 

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