オートバイの装備について
2014.11
さて、道具の話を素通りするわけにもいくまい。
とりあえず乗り始めの装備を紹介してみる。
<ヘルメット>
安物である。ARCなんて聞いたこと内メーカーだぞ。
バイク用品店で定価16,000円ほどのモノが12,000円になっていたのを買ってみた。
別にフィット感は悪くない。昔の安物ヘルメットみたいにやたら重くて首が鍛えられそう、というわけでもない。別にこれでもいいか?と思ってはいたのだが・・・
ARCのヘルメット |
走り始めてしばらく経つと底が割れた。
このメット、顎の下左右に2カ所、額の左右に2カ所のベンチレーターが付いている。さらに顎の正面にはデフロスターがある。
これらの走行風を導入するシステム、走っていて開けても閉めても体感的に全く差がないのである!
私ゃヘルメットのベンチレーションシステムの黎明期にバイクに乗っていたので、外気導入に関しては少々うるさいよ?
昔のメットは夏場に蒸れに蒸れて頭髪がヤバかった。現にバイクに乗り始めて2年ほどでほとんどアルシンドみたいな髪の毛になってしまった友達もいた。
・・・アルシンド、判らない?20年ほど前のサッカーJリーグの黎明期に活躍したブラジル国籍の選手で・・・要するにカッパみたいなヘアスタイルだったのだ。
当時既におっさんだったバイク友達もいたが、髪の毛が薄い人が多かった、と思う。
ベンチレーターを初めて導入したのはAraiだったかSHOEIだったか、ほとんど同時に採用されたと記憶している。
当時SHOEIは額の左右に2カ所のベンチレーターを付け、Araiは頭頂部に1個のベンチレーターを付けた。
当時私はArai派だったので、さっそくAraiのベンチレーター付きのメットを買ったのだが、走行中に初めてベンチレーターを開けたときの感動は今でもはっきり覚えている。みるみる頭が涼しくなる!小さな開口部1つで効果は絶大だった。
顎のデフロスターもAraiが最初だったかなあ。
それ以前のヘルメットは雨天時の走行ではシールドが曇ってしまうので、雨粒が猛烈な勢いで顔面に当たるのを耐えながらシールドを開けて走るしかなかった。それがシールドを閉めても、息を吐いたときに一瞬曇ったシールドがみるみるクリアになるんだよ。感動したわ、あれは。
その後、Ariaはシールドの上部にベンチレーターを付けた。これは効果絶大だった。冬は寒くて閉めていたくらい。
それがどうだ。この安物ヘルメットはこんなにたくさんベンチレーターが付いているくせに、何をどう開け閉めしても体感的には何も感じない。
もしかしたら夏に使うといくらか体感するのだろうか?
あ、それともうひとつ判ったのは、このメット、シールドと全てのベンチレーターを閉めていても、走行中にメット内部の顔の前面に常に風が舞っている。ドライアイになりそうだよ。
でもそのおかげで、シールドは曇らないが・・・
ん〜、このあたりが安物とArai、SHOEIの一流メーカー製の違いか。そりゃ値段が3倍違うんだから仕方ないか。
Araiのメット、欲しい・・・春までに買おうっと。
<グローブ>
夏用のグローブは、KOMINEのインストラクターグローブというのを使っている。
これ、3,000円台の安いグローブなんだけど、良いよ。柔らかくてフィット感が良く、操作性も抜群なのだ。
手の甲側はメッシュ地を多用しているので通気性が良く、暑い時期にとても良さそうである。私は暑がりなのでけっこう涼しい季節もこれでok。
KOMINE インストラクターグローブ プロ アドバンス (GK-135) |
冬用のグローブ、何にするか迷った挙げ句買ったのがこれ。KOMINEのガードインウインターグローブというモノである。
プリマロフトを使っていて、薄手の割には暖かいかなと。まだ1ケタの気温下では使っていないけど、期待している。
プロテクターはあまり好みではないのだけど、これならあまり邪魔にならない程度。(これでケンカしたら強いかも?)
KOMINE ガードインウインターグローブ (GK-778) |
<冬用ウエア>
今のところ山用ウエアで事足りている。
アンダーにモンベルのジオラインアンダーウエア。上はエクスペディションウエイトで下はミッドウエイトである。
ミドラーにパタゴニアのナノパフジャケット、そしてアウターにパタゴニアのアルパインガイドジャケット、これで気温1ケタの朝を1時間走ったがまったく平気だった。5℃以下になっても多分平気だと思う。
グローブは冬山用の180'sのグローブをしてみたが、これでまったく平気ではあるのだがさすがに操作性が悪く、少々冷たく感じても良いからもう少し操作性が良いモノが良いな、と思って上記のKOMINEを買ってみた次第である。
というわけで、今のところバイク用のウインタージャケットを買う必要性は感じていない。それより優先度が高いものが多いし。
プロテクターの有無がバイク用と山用の大きな違いだが、プロテクターがないとまずいようなスピード、出ないし。
それより軽快な方が良いかな。
バイク用のウインタージャケットは、とにかく重いのが嫌である。あんなゴツいのは嫌だ・・