YZF-R25 3,000km弱走ってのインプレ

 

 6/1の納車以来、3ヵ月弱での走行距離は2,700km。ほぼ1,000km/月のペースで走っている。

 燃費はこれまでの最高燃費が31.9km/L、最低燃費が24.4km/L、トータルの平均燃費が28.2km/Lである。だいたいZZR250より1割程度、燃費が良い。
 ただし出力も1割減なので、パワーを落とした分燃費が良くなっただけ、という気もしないではない。FI化による進化は?と考えると、まあ騒音規制や排ガス規制への対応分に取られてしまっている…という感じなのか。何となく納得いかないが。

 美点は燃費計が正確なこと。

 満タン法で計算した実燃費と燃費計の数字、1km/L以下のズレで揃っているし、平均で0.4km/Lほどしかズレがない。
 なのでかなりガス欠寸前まで追い込めるのだが…

 燃料計の設定は不満がある。
 R25の燃料計は液晶で6ブロックの表示になっている。
 燃料消費と共に1ブロックずつ減っていき、最後の1ブロックになってからさらに残量が少なくなると、今度はその1ブロックが点滅を始める。そして点滅と同時にトリップメーターがフューエルトリップ表示に切り替わる。これはカウントアップなので、つまり「燃料計が点滅を始めてから何km走ったか」という表示になる。

 つまりこの、燃料計点滅、が最小表示なのだが…

 下の表にこれまでのデータでフューエルトリップの表示と給油量の関係を書いてみる。

走行距離

給油量

フューエルトリップ

燃費

327.2km

10.70L

 4.2km

30.6km/L

299.9km

10.80L

 5.0km

27.8km/L

339.7km

11.77L

28.4km

28.9km/L

 

 つまりだ。
 ほぼ10.5〜10.8L程度を消費した時点で燃料計が点滅を始め、フューエルトリップに切り替わるように設定されている、ということだ。
 R25の燃料タンクは14L入りなので、この時点で3L以上のガソリンが残っていることになる。

 ちょっと早くないか?
 14Lタンクで10Lちょい使った時点で燃料計が最小表示になってしまうのは、1タンクで400km少し走れるはずなのに最後の100km足らずが燃料計の表示の助けがなくなるので、少し早すぎる。
 残り2Lで良いだろうよ、点滅開始は。

 まあそもそも、タンクの容量ももう2L欲しいな。そしたら、14L消費時点で燃料計点滅、という設定にできるので、400km走った時点で給油を考えれば良い状況を作れる。その時点でさらに50-60kmは走れる、と。

 よく雑誌で1タンクで何km走れるか、という計算をしてるけど、それって燃費×燃料タンク容量で計算してもあまり意味がないんである。
 燃料計がない昔のバイクならリザーブタンクに切り替わる消費量、燃料計のあるバイクなら燃料計の最小表示になる消費量が、実質的なタンク容量なのである。
 ZZR250では、18Lタンクで約16Lでリザーブに切り替わった。
 燃費は平均25km/Lほどだったので、普通に走っていれば400km走った時点でリザーブに切り替わり、あと50km走れる計算ができた。
 リザーブに切り替わる距離数でこれまでの燃費も計算できるので、残りの航続距離も計算できた。シンプルだけどけっこう有効な手法だったんだよな。

 燃費が良くなっているのに航続距離が100kmも短くなっているなんてなぁ…
 それでも燃料計の仕様がこうでなければ、もう少し走れるんだけどなぁ。

 

 さて、次はカスタム問題。

 基本的に車もだが、バイクもカスタムはあまりしない方なんである。
 いじる金があったらツーリングに行きたい、というタイプだし、ついでに言えば弄るヒマがあったら走りに行きたい、というタイプでもある。なので基本的にノーマルをもって良しとする
 まあ電装系や最低限のカスタムはするし、その場合は工賃がもったいないので、極力できることは自分でやるけど。

 というわけで、マフラーなどは替えたいのは山々だけど、そんな金があったら3〜4日の贅沢なツーリングができてしまうので多分替えない。
 どうしても替えたいパーツは何か、といえばとりあえずレバーである。
 グリップとレバーの間隔が調整可能なものが欲しいのだ。クラッチはどうしてもというほどではないけれど、ブレーキレバーはシフトダウン時にブレーキレバーを強く握ったままアクセルを煽ってブリッピングするためには、レバーはかなりグリップに近いところまで握り込みたい。なので調整式レバーは何はさておき交換対象なのだ。

 ところがヤマハ純正のY'sギアだと、片側だけで12,000円以上する。いくら何でもこれは高い。
 で、Amazonでいろいろ探してみたのだが、安いのだと両側セットで2,000円台からあるのだけど、レビューを見るとガタツキが大きいとかネガティブなレビューも多く、安かろう悪かろうという感じ。
 だが、けっこう高いものでもやはりネガティブなレビューはあるので、単に高けりゃ良いというものでもなさそう。

 いや、そもそも高いのは可倒式レバーなのだ。可倒式は要らないや。コケないから(笑)
 もちろん絶対はないのだけど、万が一の転倒のためにガタつく箇所が多い可倒式レバーを選ばなくてもいいや、と思ったわけで。

 で、購入したのはMZSというブランドのレバー。Amazonで5,000円弱で購入。もちろん左右セットである。
 可倒式ではないが、ショートタイプなので万が一転倒しても、ぽっきり折れるリスクは小さいはず。

 

R25_08.jpg

レバー(MZS)を付けた

 

 付けてみた。
 可倒式ではないので、もちろんガタつきなどない。
 レバー色は赤を選んだのだけど、ブラックのボディにワンポイントのように映えるでしょww

 レバーとグリップの間隔は6段階に調整できる。信号待ちの間にでもちょいちょいと。

 気に入っているのだけど、欠点としてはAmazonのレビューにも書かれていたが、レバーの断面形状が四角なので、レバー操作の際に指に当たる感じはする。これは操作回数が多いクラッチレバーの方に顕著。
 まあ指が痛くなるほどではないので、そのうち慣れる程度の問題だけど。

 

 

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