YZF-R25 2017年の総括

 

 6月初旬に思いがけずYZF-R25を購入して以来、半年が経ち、まあ今シーズンは終わり、という季節になった。
 走行距離は7,000km、平均燃費は28.77km/L、最高燃費が9月21日に記録した32.50km/L、最低燃費は9月10日の23.30km/Lであった。ちなみに最高燃費は青森ツーリングの最終日に新潟で給油した時のもの。その日は由利本荘市で給油しているので、由利本荘〜新潟間の234.2km、給油量は7.21Lだった。あまり信号のないバイパス中心の国道なので、そりゃまあ燃費も伸びる。
 最低燃費はほぼ通勤オンリーで使っていた時のもの。

 このバイクで走った1日の最長距離は、青森ツーリングの最終日、青森県の深浦〜富山を1日で走破した時の643.9km。この日はそのうち218.3kmを高速を走っている。

 7000km走って思うが、走れば走るほどこのバイク、ツーリング適性が高いバイクだと思う。
 ほど良い適度な前傾ポジション、スムースで穏やかなトルク特性のエンジン、でも回せばそれなりに元気になるエンジンに極めて素直なシャシーのおかげで退屈せずに走れるキャラクター、そこそこの好燃費。
 まあ積載性の悪さがすべてをぶち壊していると言えなくもないが(笑)

 その他の美点。

・燃費計が正確
 ほぼ0.5km/Lと狂わない。なので残量計算はかなり正確にできる。
 これで燃料計がもう少し追い込んだ設定なら(点滅は残り2Lを切ってからで良し)もっと使いやすいんだがなぁ。

・意外に良い整備性
 ヘッドライト周りはカウルを外さなくても手が入る、ヒューズボックスにアクセスしやすい等、フルカウル車の割に意外に整備性が良かったりする。

・高速走行が楽!
 エンジン音が静かなこととギア比が高くて100km/h走行時のエンジン回転数が7,000rpmそこそこということもあって、高速を100km/hで走っている時にエンジン音がさして聞こえない。風切り音の方が遥かに強く聞こえる。これが楽。
 ZZRにしてもTZRにしても、高速で100km/hだとエンジンの唸り音がとにかく大きい。これが聞こえないのがこんなに楽だとは。
 自分的に250cc史上、最も高速走行が楽なマシンである。

 

 反して気に食わない点を。

・燃料タンク容量
 せめて16Lあれば、もう少し足が伸びるのだけど。

・燃料タンクが樹脂カバー
 マグネット式タンクバッグが着かない。さらに容量も少し損をしている気がする。

・ブレーキの効き
 穏やかでコントローラブルなのは良いが、絶対的なストッピングパワーは少し物足りない。
 何よりあまり攻める気になれないブレーキ。

・カウルの内側のスペースが足りない
 メーター周りやカウルのアッパーカバーに無駄なスペースがほとんどなく、USBジャックとかシガーソケット、気温計など、増設したいパーツの置き場所に困る。

 

 でもまあ、次のR25はおそらくCBR250RR対策で、さらにスポーツ寄りに振ってくるだろうし、現行モデルに感じている不満点を解消してくれる方向に改良されるとも思えないので、おそらくこれがベストオブツーリングマシンになるのかなぁ。

 

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