ZZR250　その最期

　東北から帰った翌週。

　インカムも買ったし、使い方の習熟も兼ねて軽く走りに行くか？ということでカミさんと２台で家を出た。
　家を出て20分後、海の近くの県道を走っていたら、ふと気づくとカミさんがついてきていない。

　あれ？こんなところがはぐれるか？
　とインカムを入れてみたのだが接続できない。接続範囲を外れてしまったようだ。
　なにやってるんだよー、こんな時のためのインカムじゃないか〜とバイクを停めたら、スマホにカミさんから着信が。
　ん？通話をしているということは、もうヘルメットを脱いでるな？するとインカムは接続されたとしても通話はできないのか。

　戻ってみたら、カミさんがZZRを路側帯へも寄せることができずに車線内に停めていた。交通量が少ない道だからいいようなものの、危ないなぁ。

　話を聞くと、突然バイクが停まって押しても押せないのだとか。
　押してみると、クラッチを切っても押せない。
　見るとチェーンが落ちているので、最初は単なるチェーン落ちかと思ったが、クラッチを切っても後輪が回らないということは、ドライブスプロケットでチェーンがスタックしている？

　とりあえず何度か弾みをつけて押して、何とか路側帯に寄せた。

　もうこれはレッカーで運ぶしかあるまい、と保険屋さんに電話してロードサービスを頼み、なんとか運搬車に載せることができる状態にしなければ、と後輪のチェーンを完全に外そうと見てみたら。

ZZRの最後の雄姿

　あーっ！！

　フレームが割れているーっ！！

あーっ！フレームがーっ！

　この瞬間、廃車が確定だ。
　なんでこんなことに？

　チェーンガードが邪魔でチェーンが完全に落ちなかったので、チェーンガードも外してチェーンをドリブンスプロケットから完全に外すと後輪は何の抵抗もなく回るようになった。これでトラックに積める。

　バイク屋に搬入してもらってからバイク屋さんと話していたのだが、チェーンが落ちてドライブスプロケット付近でスタックした時、その衝撃でフレームが折れたのだろうと。

　いや〜、これが東北で起きなくてほんっとに良かった…

　つか、高速走行中に起きていたら、最悪死んでるよこれ？

　こんなのどかな県道でのんびり50km/hで走っている時に起きたから、後続車に轢かれもせずに止まれたわけで。

　まあそんなわけで、私が６年半前に買って次男からカミさんに乗り継がれてきたZZR、ここでお別れとなったわけである。
　よく辛抱してここまで持ちこたえてくれたよ。
　ちなみに東北に行く前にチェーンメンテしているのだが、その時には特に緩みはなかったのに…

　ともあれ、次のバイクである。
　実はもう決まっていて納車待ちである。
　次のバイクは何か、乞うご期待(^^)/

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