360度カメラとかAI生成動画の話
前回、360度カメラが欲しい〜、とかいう話を書いたばかりなのだけど、ポチってしまいました(笑)
だって一度検索したら、google検索をしようがFacebookだろうがXだろうが、何をしても広告が出てくるんだもの(笑)
じゃあ"仮に買うとしたら、何を買えば良いのかな"なんて調べるでしょうが。
調べたらよけい広告が出てくるようになるでしょうが(笑)
そのうち、「ブラックフライデーだから安くなりますぜ」なんて広告も出てくるでしょうが(笑)
まんまと思うツボにハマってしまったわ(笑)
それを使ってさっそく数本の動画をアップしているのだ。
特に画質に拘り抜いた1本(冬の富山の絶景!の動画)は自分でもうっとりするほどの美しい映像が撮れているのだ。ただしうっとりしたのはX4 AirではなくGoProの映像だけど(笑)
X4 Airを選んだのは、とにもかくにも「軽い」ことを最重視したからなのだ。なんせタンデムシートよりさらに後ろに長い棒を突っ立てて、そこにマウントしようというわけである。いくら手ブレ補正が優秀とはいえ、少しでも軽い方がブレ防止には有利じゃん。
で、撮影設定なのだが、最初は「いくら何でも8Kは必要ないでしょ」と思って4Kで撮影したのだ。
その最初に撮った映像を編集していて気づいた。
…待てよ。4Kだ8Kだといっても、360度カメラの場合、それって全球撮影しての解像度だろ。
実際にそれを普通に鑑賞できる動画にするには、その全球映像を切り出しているわけなので、もっともっと解像度は落ちているってことだよね?
計算してみた。いや手ブレ補正の設定とかかなーり面倒なので、AIに頼んで計算してもらったのだが。
その結果がこうだ。
| GoPro HERO10の設定画角 |
水平視野角 |
X4 Air切り出し映像の解像度(8K撮影) |
X4 Air切り出し映像の解像度(4K撮影) |
| SuperView | 113° | 2410×1355 (2.4K相当) | 1205×678 (720p弱) |
| 標準(広角) | 103° | 2197×1236 (2.2K相当) | 1098×618 (640p弱) |
| 挟角 | 63° | 1344×756 (720p HD) | 672×378 (360p SD) |
……こりゃあ…、撮影は8K必須、だわ。
普段、これまでGoProで撮ってきたほとんどの映像はSuperViewすなわち設定可能な最も広角の画角で撮ってきているのだが、これをInsta360で同等の画角にリフレーミングした時はなんとか使い物になる映像が得られるとしても、4K撮影であればSuperView相当の画角にリフレーミングしたら720pにも満たない解像度の映像になってしまうのだ。
GoProの挟角相当の画角まにリフレーミングしたら、8K撮影していても720p相当くらいの解像度にしかならん。
Youtubeでも挟角にリフレーミングした映像は何ショットか出してるけど、けっこう悲惨な画質なのだ(笑)
そして。
そもそもは新湊大橋からの「富山湾越しの立山連峰」の映像を高画質で残したくて、一度失敗した後に設定を変えて再挑戦したのが年末の「冬の富山の絶景」動画なのだけど、この時はX4 Airを8K撮影にしたのはもちろん、GoProの方も設定の上限、4Kで撮影している。
さらにその上、新湊大橋やR8の雄峰大橋ではGoProを挟角レンズで撮影した。
…いや凄いわ。この映像の美しさ。
ダイナミックレンジは圧倒的にX4 Airの方が広い。なのでスノーシェッドの中を走っているときなど、GoProではシェッド内の映像しか映らず外の海の風景は真っ白に飛んでいるのに対し、X4 Airだと両方ちゃんと描写している。HDR処理が優秀なのだろう。
だが、静止画でも経験したことだけど、ダイナミックレンジを広くするとコントラストが弱い映像、俗に「眠い画質」になるのよね〜。
なので晴天路など、元々さして輝度差が大きくない風景は、X4 Airの映像の美しさは際立っているし、逆光のような黒潰れや白飛びがしやすいシーンだと綺麗に両立させた映像を吐き出すので使い勝手はとても良い。
だけど夕暮れとか海越しの雪山とか、少し輝度差が大きい特有のシーンでは、GoProが出す映像の方が圧倒的に見栄えがする。それにX4 Airの同程度まで狭い画角までリフレーミングした映像とは解像度がケタ違い。
というわけで、例の「冬の富山の絶景」動画、映像美は自分で撮って編集した映像ながら、美しさはピカイチなのだ。視聴数はぜんぜん伸びないのだけど(笑)
とはいえ、X4 Airもあまり挟角にしなければ自然なグラデーションで美しい映像が撮れるのだけど、8K撮影が必須になるのは痛い。
というのは、パソコンでの編集があまりに辛い。
X4 Airで撮影した場合、360度動画を通常動画に切り出すリフレーミングという作業がひと手間増えることになるのだが、この編集画面が下のスクリーンショットである。
![]() |
| Insta360 Studioでの編集(リフレーミング)画面 |
リフレーミング画面のスクリーンショットが上画像である。
メインで一番大きく出ている映像が「リフレーミングした映像」なので、下のタイムラインでキーフレームを設定しながら、キーフレームとキーフレームの間でどのように画角を動かすか決めていく、というのがリフレーミング作業になるのだが、つまりこの画面で動く動画は撮影時そのままのデータ量を持っているわけなのだ。
すると、この時に使っているパソコンは2022年に買ったCore i3、8GB RAM、256GB SSDというスペックのPCなのだけど、このプレビュー動画がまともに動かない。
4K撮影したデータでもコマ落ちと音落ちが激しかったのだが、8Kデータになるともはや紙芝居である。
編集作業そのものはできないことはないし、リフレーミングした動画を書き出してしまえば普通に扱える。
またGoProで撮影した4K動画でも、多少速度は落ちるし何より最後のレンダリングに時間がかかるのだが、編集作業のそのものは割と普通にできる。
ただ、リフレーミングがここまで紙芝居だと、ちゃんと思い通りにリフレーミングできているのかが分からん。確認のためのプレビューが紙芝居なんだもの。mp4に書き出して初めて「ありゃ」とかなるのだ。
…というわけでパソコンも買ってしまった(笑)
8Kの360度動画をまともにプレビューできるギリギリのスペック、AMD Ryzen7-6800H(8コア/16スレッド)、16GB RAM、512GB SSD、15.6インチディスプレイ、というスペックである。
使ってみたら、時折コマ落ちはするものの、これならちゃんと「動画」として見れるのでリフレーミングのタイミングを図るには十分。普通の動画編集なら4K動画でも快適である。
金がかかるなぁ…
ちなみに買い足したパソコンには予算的にOfficeを入れることができなかったので、買い替えではなく買い足しという形になってしまってちょっと面倒。
このweb作成環境も新しいパソコンに移すことが現時点ではできておらず、新しいパソコンはほぼ動画編集専用となっている。
さらにデータ量がすげぇ。
GoProも4K、X4 Airは8K、なんて撮影をしていたら、1日で2台合わせて軽く100GBくらいのデータ量にはなりそうである。
となると、カメラに装着しているSDカードも、今は256GB×1+128GB×2、という構成でやっているのだが、圧倒的に足りん。
513GBのSDは買わねばならんだろうなぁ…
金がかかるなぁ…
パソコンのストレージも、元々1TBの外付けHDDを装着していたのを、2TBのHDDを買い足した。
いやこれでYoutubeで収益を得ているのなら、そんな程度は必要経費なんだけど、しょぼい登録者数と視聴数で自己満足+αでやってる泡沫チャンネルなので、投入資金を回収できる見込みはゼロなのよ(笑)
…ま、遊びには金がかかる、ってことですな(笑)
結論だけど、画質や使い勝手、ハンドリングの手間や必要経費を考えれば、バイク動画なら広角レンズを装備したアクションカメラが最適で、360度カメラを導入する意義はそれほど高くない、と思う。
ただ、とりあえず撮っておけば画角やアングルは後からどうにでもなる、という利点はバカにできない。
GoProだと撮ってはみたけど大きく画角がズレていて撮りたかったものが写ってない、といった事態はあり得る、というか何度か経験しているので。
それとやはり、大きく横を向いたり上を向いたり、という大幅な画角は360度カメラでないと得られず、これは唯一無二の利点なのだ。
自分がX4 Airを買った理由も、「三国峠で横を向きたい!!!」というのが大きな動機だし(笑)
実は北海道から帰ってから、Youtubeで三国峠の動画を漁った。松見大橋から横を向いてカルスト盆地の大原生林を撮った映像がないかと。
ところがこれがないのよ…。
わざわざ360度カメラで三国峠に行った映像を重点的に漁ったのだけど、バイクが松見大橋に差しかかると、
…ま、AIで編集するとこうなるわけだな(笑)
結局、見たい映像は自分で撮りに行くしかないってことなのね。
…しかし三国峠はまだしも、礼文島はそうそう行けないよねぇ〜
何の拍子か、動画生成AIにハマってしまった。
元はと言えば、北海道などのキャンプ場集の動画や北海道以外も含めたツーリング集の動画を創ろうとした時、静止画ばかりで動画のストックがほとんどないので、静止画ばかりで動画を創る意味もあまりないし、そもそもつまんないと思って諦めかけていたのだけど、静止画から動画をAIで生成できることに気づいたのがきっかけなのだ。
で、いろいろ調べてVidu AIというサイトで2つほど試しに動画を生成した後、サブスク契約をした。ちなみに動画生成サイトはいろいろあるが、AIエンジンは共通している模様。
![]() |
| 動画生成AIの編集画面 |
上画像は動画生成場面のスクリーンショットなのだ。
左上の小さなボックスに生成元となる静止画像を2つ以上5つ以下アップロードして、その下のテキストボックスにプロンプトを記入すると、右に動画が生成される。
サブスクは一番安い10ドル/月の契約をしたのだけど、これで800クレジット/月もらえる。2枚の静止画から8秒の動画を生成して20クレジット消費されるので、月に40の動画を生成できる計算になる。
(他にも動画生成の方法はあるが、現状この方法に拘っている)
しかし。そう簡単に思うような動画は出てこない。信じられないほどいろいろやらかす(笑)
一時は「やはり英語でプロンプトを書かねばダメか」と思って、英語のプロンプトの文章をAIに聞いて書いたりもしていたのだが、ぶっちゃけあまり変わりないので、最近はプロンプトはすべて日本語で書いていたりする。
あまりにヘンな笑える動画を生成した場合は、各動画の最後に「NG集」として入れていたりするが、基本的にヘンテコな出力をしてきた時は腹立たしい(笑)
動画を生成する元画像をAIで描いていたりすることもある。
写っている建物の工事の足場を消去する、みたいなシンプルな使い方をするときもあるけど、上の作例のように画面内の大半のモノが生成物だったりすることもある。
上の作例は、氷見の大境というところに縄文時代から室町時代あたりまで人が住んでいたという遺跡が出ている洞窟があるのだが、現在はお堂と見学路のための柵ができている。
その画像から人工物を消去して縄文時代の家族を出し、その家族の配置やポーズを変えた画像も何枚か生成して短い動画を創っていた時のものなのだ。
画像の生成にはGeminiを使用したが、これもまた苦労したのよ…
Geminiは有料サブスクに入らなくても1日100枚くらいの画像は生成できるのだが、それでも3日以上、すなわち300枚以上生成してようやく何とかこれなら…という生成に辿り着いた画像もあるし。
動画の生成も、NG集に載せたくなるほど面白い失敗作ならまだしも、どうにも使いようがないしょーもない失敗生成でも20クレジットをきっちり消費するのは腹立たしい(笑)
納得いく生成をして、それをダウンロードするときにクレジットを消費する、という仕様にしてくれれば良いのだけど…
15分を全編AI動画でぶち抜いた「AI動画で綴るツーリング旅の思ひ出」を創った時は、800クレジットのサブスクを早々に使い果たし、10ドルで800クレジットを追加購入し、それも使い果たしたので28ドルで2400クレジットを追加購入した。回収する見込みがゼロの投資、というより単なる趣味に金を使った、ということなのだが(笑)
でもそれだけ数多く手間暇かけて創っただけあって、わりと会心のデキのクリップはあるんだよね。
霧多布岬キャンプ場から視点が上空に上がり、海を越えて半島の向こう側に飛ぶと神威岬に到達する、というクリップはお気に入りなのだ。
これそもそもはキャンプ場紹介の動画で、霧多布岬キャンプ場から目の前の海を越えて湾の向こうに見える半島に飛ぶと青森の行合崎キャンプ場に到達する、というクリップを創りたかったのだ。
それがプロンプトをどう書いても海の上空に視点が飛ばない。これだけで何百クレジットかを使った挙句、そのシークエンスは諦めたのだが、その後ふと「動画生成AIが湾の上を飛べないのなら、画像生成AIにその画像を描かせて、それを動画生成AIで繋げれば良いのではないか?」ということに気づいたのだ。
まあ、Geminiにその画像を生成させるのもかなり苦労はしたのだけど。
バードアイで、とプロンプトに書くと、バードアイというよりほとんど飛行機からの画像でしょ、という高高度の画像を吐き出してくる。
いやもう少し低く、とか修正プロンプトを書いても高度が下がらない。
…ん?もしかして「バードアイ」と書いたのがいけなかったのか?とプロンプトからバードアイという単語を抜くと、ようやく高度が下がった。
…Geminiは鳥と言えばタカのような鳥しか知らんのか(笑)
他にも意外に貧困なイメージしか持っていないモノはあって、例えば「星空」と書くと天の川バッチリの、すなわち南天の星空しか生成しない。
いやせめて北天の星空は出してくれよぅ。北天を出せ、というと混乱した挙句、「では北斗七星やカシオペアといった星座を出しましょうか?」と聞いてきたのでそれで頼む、と書くと、画像にヒシャクの線を出してきやがった(笑)
…ま、画像や動画生成AIのオイタに関しては山ほどネタはあるのだけど、要するにAI動画はとてつもなく手間暇とクレジットを費やして創っているわけだよ。
でも、Youtubeでタイトルや説明に「AI動画」と書くと、びっくりするくらい再生数が伸びない…
AIでちょっろちょろっと安直に作成した動画、とシステムに思われているのか、トップやお薦めにまったく載らないので、外部リンクやチャンネルからしか見に来る人がいないのだ。手間暇かけているのにぃ。
というわけで最近はAI動画を部分的に使っていても、説明でも一切触れずにアップしていたりする。