ホンダ VTR250

 

 唐突にカミさんのYBRをVTRに買い替えてしまった。

 事の発端は5月の連休にツーリングに行った際、突然YBRのエンジンがかからなくなってしまったことだった。
 セルは回るものの、エンジンがかかる気配が一向にない。例のエラーコードも出ていないのに。
 一時はレッカーを呼ぶことも考えたが、店と電話であれこれやりとりしながらふと気づいたのだが、キーをオンにした時の"ジーッ"という音がしない。

 …ん?
 これはもしかして、燃料ポンプが動いていないのでは?壊れた?

 店に電話で聞くと、冷やせ、と言う。壊れたのならタンク周りを冷やしたくらいで直るはずがないのだが…
 と疑問に思いつつも日陰に停め直して1時間ほど待つと、エンジンがかかってしまった。

 後で店で詳しく聞いたのだが、燃料ポンプというのは管の中でプロペラが回転して燃料を送っているらしい。
 直射日光でタンク内のガソリンが熱くなると、そのプロペラが熱変形して回らなくなることがあるのだそうだ。
 現在のパーツは対策品なので燃料ポンプを交換するとその症状は出なくなるらしい。

 …が、燃料ポンプ交換の見積もりは工賃も含んで46,000円…

 ん〜、どうすっかなぁ、でも換えるしかないか…と修理する気になっていたその翌週、またもや同じ症状が出てエンジンがかからなくなった。
 今度はガソリンタンクに直射日光を当てないようにシルバーシートを買って被せていたのにも拘わらずだ。

 これでカミさんの心が折れた(笑)

 これから夏になっていくのに、ツーリングに行くたびに毎度1時間の待機時間が生じてしまうのはやり切れん、と。

 でもこの時はまだ買い替えという話は現実味がなかったのだが、ちょっとレッドバロンにでも寄ってバイクを見ていくか?ということになったわけだ。
 カミさんはとにかく足着きが良いバイクでないと怖いと言うので(YBRではシートのアンコ抜きをした後でも1回、立ちゴケをしている)、そんなの現行ではホンダのレブルくらいしかないぞ?レッドバロンにならあると思うから一度跨ってみるか?ってことで。

 レッドバロンでレブルに跨ってみると、確かに足はベタ着きだ。でも、このクルーザーポジションは嫌だと言う。
 なら中古しかないけど、VTRなら着くんじゃ?とレッドバロンにあったVTRに跨ってみると…

 足、ベタ着きじゃん!とカミさんの目の色が変わった(笑)

 そのレッドバロンにあったVTRは2009年式。
 調べてみると、VTRは2009年のマイナーチェンジでFI化されたらしい。今さらキャブ車は面倒なので、2009年式以降だな。
 そして2013年のマイナーチェンジでFIが中低速寄りに設定変更され、2014年にタイヤがラジアル化されている。
 ラジアルだとタイヤ交換が高くなるので、狙うなら2013年式か…とぼんやり考えていたら、カミさんがネットで赤のVTRを見つけてしまった。
 それも2013年式。

 見ると横浜のバイクショップなのだ。ん〜、現物を見ずに決めるわけにはいかないし、と思っていたら、カミさんが葉山に住む私の弟に連絡を取って現物を見てきてもらう話を取り付けてしまった。なんだこの突然火が付いたような積極性は(笑)

 見てもらうと程度は悪くないと言う。まあ、これも縁だし、これに決めてしまうか、と最初の燃料ポンプ不具合事件から2週間も経たないうちに決まってしまったのであった。

 そこからが一工夫。

 バイクをこちらに配送すると、配送料で4万円ほどもかかるという。
 が、例の葉山の弟が、今のYBRを欲しいと言い出した。あれ?R25に乗ってたんじゃなかったっけ?と聞くとそれは既に売ってしまっていて、今は乗るバイクがないのだと言う。車両代がただでYBRが手に入るなら、代行で納車してきても良いと。

 というわけで、1.横浜のバイク屋から弟が代行で納車して葉山の弟宅に一旦引き取る、2.こちらからYBRで葉山に行ってバイクを交換する、という段取りができた次第なのだ。VTRは最初から富山で登録してもらうのだが、YBRは名義変更しなくてはならないので、必要書類はこちらで書く分を書いて持っていくと。

 実はそのバイク交換の翌日はZACバイク部の安曇野ミーティングの日だったので(毎年やっているのだ)、金曜日にR25とYBRの2台で葉山に行って即座に自主運用ETCのYBRからVTRへの移植、土曜日に葉山から安曇野に行って日曜日に富山に帰る、という2泊3日のツーリングとなったわけである。

 

VTR 01

HONDA VTR250 2013年式

 

 これが納車して弟宅に引き取った時点のVTR。カミさんが「これが良い!」と目の色を変えた決め手になった赤のVTRである。

  

VTR 02

嬉しそうに跨ってみるカミさん(笑)

 

 嬉しそうに跨るカミさん(笑)
 YBRは走行距離51,484kmで弟に引き取られていった。

 さっそくホムセン箱を装着してしまっている(笑)
 でもこの時の付け方はとりあえずの仮付け。

 本格的にあれこれ弄るのは富山に帰ってからである。

  


VTR 03

ひととおりセットアップ


 富山に帰って翌週、ひととおり弄ってセットアップした。その間も走りに行こうとうるさいので、隙間時間をやりくりしてのバイク弄りなのだ(笑)

  

VTR 04

荷物の積載システムをYBRから移植

 

 ホムセン箱は荷掛けフックを利用して取り付けた。これ、脱着にあまり力を必要とせず、しかもがっちり付いて非常に具合が良い。
 荷掛けフックは前オーナーが単なるボルトに付け替えていたので、どうせならと社外品のフックを買って付けた。
 これがAmazonでBOSHのフックを見つけて思わず買ってしまったのだが、手元に届いてからよく見たらBOSHじゃなくPOSHだったという(笑)
 こんなのありなのかよ(笑)
 まあたかがフックだし、しっかりしてるから良いけど(笑)

 



VTR 05

VTRのハンドル周り


 ハンドル周りはこんな感じに。
 左ハンドルにUSB電源(スイッチボックスの隣)とスマホホルダー。スマホホルダーはマスターシリンダーボルトを利用するタイプのバーを介して取り付けている。
 右ハンドルのミラー前に自主運用ETCのアンテナ。

 とりあえずエンジンは綺麗に回る。
 チェーンが嘘っ!と言いたくなるほど汚れていて、ブレーキディスクもかなりの汚れだったので、安い代わりにほぼガチで現状渡しの店だったんだね。
 これオイルも交換してないだろうなぁ。北海道に行く前に交換しておこうっと。

 現在の問題点はサイドスタンドである。
 サイドスタンドを掛けるとバイクが立ちすぎて停車場所の傾斜によっては反対側に倒れそうで怖い。
 また取り回しの時にサイドスタンドを掛けようとすると、感覚的にはほとんど反対側まで傾けないと掛けることができず、カミさんはさっそく本当に反対側まで傾けて倒してしまった。

 とりあえずネットで安い汎用品のサイドスタンドを見つけて取り付けてみたのだが、汎用品なので取付部に少し遊びがあってグラついて怖い。

 で、ネットで調べてみたら、このVTRのサイドスタンド問題はオーナーの共通の悩みらしく、いろいろ記事が出ていた。
 そして多くのオーナーがLD(2014年式から出ていたローダウン仕様)用のサイドスタンド(品番50530-KFK-J70)を取り付けている。
 というわけで、同品を注文中なのである。


 

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