越中三郷駅

 

 ここも身近なのに随分長いこと、この魅力に気づかなかったんだなー。
 実は前の職場のすぐ近くの駅である。かれこれ25年前にこの駅に出会っているのに、今まで気づかなかったとは・・・

 そういう歳になった、ということなんかね?

 

越中三郷駅 駅舎

越中三郷駅 駅舎

 

 この駅も駅名表示が堂々の右から書きである。昭和6年の開業だそうだ。もう10年以上前に亡くなった俺の親父より年上ではないか。
 この駅も外板は張り替えているし、窓もアルミサッシになっている。でも形そのものがレトロである。

 

越中三郷駅 駅舎内

越中三郷駅 駅舎内

 

 駅舎内。
 お?表側の窓はアルミサッシだけど、内側の窓は木枠だぞ。
 改札口(改札機も何にもないが)の向こうには地鉄ではお馴染みの構内踏切があり、その向こうは・・・そのまま裏口に直通である。
 まあ無人駅だからどこからどう出入りしてもいいんだけどね。

 

越中三郷駅 ホーム

越中三郷駅のホーム

 

 上の写真は裏口側から駅舎とホームを見た絵である。
 駅舎もホームも、直線がほとんどない・・・まるで改築前の高天原山荘である。

 この駅に女学生(敢えて死語を使ってみた)って、すごくフォトジェニックで良いと思うんだけど、写真を撮らせてくれなんて声をかけたら通報されそうなので怖くて言えない。

 ちなみにこの写真で停車している電車は通称レッドアローという車両で、その昔西武鉄道を走っていた車両だそうだ。それを地鉄が買い上げて走らせているんだとか。
 地鉄は他鉄道の中古車両を多く走らせている会社で、それ故にある種の「鉄」にとても人気がある鉄道らしい。
 そういえば「Railways -愛を伝えられない大人たちへ」という地鉄が舞台の映画があったが(もちろん観に行ったしDVDも持っている)、その映画に出てくる新人運転手は、昔父親に連れられて乗ったレッドアローに憧れて地鉄に就職した、という設定だった。

 

越中三郷駅 ホーム

越中三郷駅のホーム

 

 駅舎側から富山方面を見た絵。
 このあたりはまだ富山に近く、新庄田中などの新駅を除くとほとんどが複線ですれ違い可能駅である。
 もっと外れの方に行くと単線駅も増えるし、昔は複線だったけど現在は単線なんていう駅もあって、それがまたそそるんだな。

 

 

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