自転車のウエア(秋冬編)

 

 早いもので朝晩に自転車に乗るには寒い季節になってきた。
 シャツはパタゴニアのR1プルオーバーが思った通り非常に具合が良く、もう少し寒い季節になってもこれを軸にしてレイヤリングを調節するだけで十分通用しそうだと思っているのだが、問題はグローブと爪先である。

 グローブの方は、春先に自転車に乗り始めた時に買ったレキのトレッキンググローブが、1シーズン使って寿命が来てしまった。もうボロボロである。まあ、フィンガーレスグローブの出番はこの先少なくなるだろうから、来年の春先に新しいグローブを買おう。
 当面は冬用のグローブである。
 自転車屋でもいろいろ見てはいたのだが、安いのは納得できる造りではなかったり、造りが良いなと思うとバカ高かったりで、購入する気になるモノはあまりないのだった。

 なら・・・またモンベルか。

 それと爪先も問題である。
 今履いているシューズはシマノのSPD-SLシューズなのだが、この靴は夏の蒸れ対策のため、爪先に穴が空いている。このため夏は涼しくて良いのだが、この季節になると爪先から冷たい空気が入ってくるので足が寒くて辛い。

 というわけで、爪先のカバーを。これもまたモンベルである。

 

 モンベル ウインドストッパー・サイクルグローブ (リンクはサイズLのグレー)
  ゴアウインドストッパー使用 \5,300

 モンベル トゥウォーマー (リンクはサイズM)
  4mm厚ネオプレン \2,400

 

 グローブは中綿入りのもあるのだが、今回は中綿が入っていない防風性のみのものを買った。真冬は冷たいかもしれないが、その時は山用のシステム3でも持ち出すか。

 自転車用の謳うだけあって、掌にちゃんとパッドが入っていたり指先の縫い目をわざわざ外に出して指先をフラットにしたり、モンベルらしく凝っている造りである。確かにレバーやシフト操作がやりやすい。

 

mont-bell windstopper glove

モンベル ウインドストッパー・サイクルグローブ

 

 もうひとつ、爪先対策である。

 シマノのSPD-SLシューズには、爪先に下写真のようなかなり大きなホールが開けられていて、そのため夏は涼しくて大変快適である。
 走っていると爪先からす〜っと涼しくなるのだ。

 しかし。
 この季節だとね、爪先からす〜っと冷たくなるのだぞ。この時期だからまだ「冷たいぞ」と思う程度で済んでいるのだが、もう少し寒くなったら足指が凍傷になりかねないぞ。

 靴を冬用のを買い足す余裕はないので、当面この爪先をカバーするモノを探さなくては。
 と思っていたら、やはりモンベルが出していた。爪先だけをカバーするモノ、爪先から靴全体をカバーするモノ、さらに足首までカバーするモノ、と3種類のウォーマーが出ている。
 今の時期だと靴全体や足首までネオプレンでカバーされると暑苦しいだろうから、とりあえず爪先だけをカバーするものを購入した。
 毎朝毎晩、いちいち装着するのはけっこう面倒そうだけど、ちゃんと期待する機能は果たしてくれそうである。

 これで通用しないくらいの寒さになったら・・・フラットペダルのSUB30を持ち出して乗ろうかな。
 そもそも路面が凍結するくらいの寒さになったら、カルマに乗っていてコケたら悲しいので、コケてもそれほど悲しくはならないSUB30に乗ろうかな、と思う今日この頃である。

 

 残るパンツである。山用のパンツだと裾をバンドで留めないとディレイラーに接触してオイルで真っ黒になってしまう。
 夏の間は自転車用に買った短パンを快適に履いていたのだが(これ、本当に快適です)、さすがにそろそろ短パンでは寒い季節になってきたので、自転車用の良いロングパンツがないものか・・・

 やっぱりモンベルにはあるのだ。ちょっと欲しくなる自転車用のロングパンツが。

 なんだか自転車ウエアや用品が、登山以上に「頭の先から爪先までモンベル」という落とし穴に嵌りそうで嫌なのだが・・・でも山以上にそうなりそうな予感がする今日この頃である。ま、自転車の世界じゃまだモンベルはマイナーだからいいか。

 

モンベル トゥウォーマー

モンベル トゥウォーマー 装着状態

SPD-SLシューズの底面

シマノ SPD-SLシューズの底面
爪先に空けられたホールで夏は快適なのだが・・・

トゥウォーマー 底面

トゥウォーマーを装着した状態の底面
爪先のホールがカバーされるので、ちょっとは暖かくなるかな?
(それにしてもクリートがもうボロボロ・・・)

 

 

 

 

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