Osprey Aether 60
ひょんなことからこのザックを手に入れてしまった。
facebookでFB友達と雑談していたら、大型ザックを買い換えたのでイーサーが退役したって言うから、それ欲しいけどお金がないからまた次の機会に、って言ったんだけど、お金いらないからレポート書いてくれって。いやいやそんなわけには、って言ったのだけど。結局ありがたく頂いてしまった。
Nさんありがとう!
それでさっそく薬師沢に行くときに使ってみた次第である。
モノはオスプレーのイーサー60、2007年式である。
イーサーシリーズは歴代、1気室2気室切り替え式なのだが、2007年頃のモデルだけ例外的に60Lモデルが1気室だった。2気室や切り替え式が嫌いな私にはうってつけのモデルで、当時も買おうかと思った記憶がある。今のモデルは2気室切り替え式で、外部から中に容易にアクセスできるよう、Jの字型にジッパーが付いている。このジッパーは羨ましいけど。
オスプレー イーサー60 (2007年式) |
前面も比較的シンプルな造りながら外部収納や装着関連の装備が適度に付けられていて好みだったんだよね。特に前面の大きなストレッチポケットはは無造作にかなりのモノを放り込めるので好きな仕様。
こんな感じのパッキングで |
さて、これが薬師沢に行ったときのパッキングである。小屋泊まりにしては荷物が大きいが、沢用のウエアやカメラ機材(三脚もザック内部に入れてしまった)、それに何と言っても小屋への土産が嵩張っているので仕方ない。前面のストレッチポケットには沢靴と傘と地図を突っ込んでいる。
これで歩き始めたのだが、何か変なのよ。後ろに引っ張られる感じがするし、1時間も歩くと尻が痛くなった。こんなところの筋肉が張ったのは初めてだよ。チェストストラップを着けると締め付けが強すぎて苦しいし、外すと肩が痛くなる。なんだこれは。
バリアントも結局どうやっても合わなくて手放したし、最近のオスプレーとは相性が良くないのかな・・・?とか一時は思ったのだったが・・・
もう薬師沢小屋も近くなった頃、休憩しててふと思った。背面長が合ってないのか?って。
このザック、ショルダーハーネスが取り付けられているパネルを動かすことによって簡単に背面長が調節できるのだ。そんなの真っ先に調整しろよ、って感じだが。
調整してみた。見違えるほどバランスが良くなった。
まあこの日はもう行動終了間際だったしバテバテだったので評価しきれなかったのだが、下山日は文句のつけようがない好バランスになっていることがはっきり判った。
それにしても、こんなにクリティカルな設計でなくても良いんだけどな。
エクリプスなんて背面長ははっきり合っていないのだが、それでも極めて好バランスなんだが。
多分、このショルダーハーネスのS字状の湾曲が強すぎるあたりにクリティカルなバランスの原因がありそうな気がする。これだけ湾曲が強いと、ちょっと位置が合ってないだけで違和感炸裂だもの。
ザックとしての機能には何の文句もないけれど、もう少しルーズな設計でも良いんじゃないかな、と思ったりするんであった。最近のザックメーカーに共通することだろうけど。