YAMAHA TW225
この夏(2020年の夏)に乗っていたバイクだが、自分のバイクではない。
この春から富山県民になって夏は山小屋に入る景子ちゃんのバイクで、夏の間だけメンテナンスがてら預かっていたのだ。
「適当に乗って下さい♪」と言われたので遠慮なく通勤に使っていたのだった。
これは言わずと知れたヤマハの「期待された割に売れなかった殿堂入りバイク」の1つで、販売が終了になってからキムタクがドラマの中で乗って今さらながら人気になった、というモデルである。
確か発売当初は200ccだったような記憶があるのだけど、いつの間にか225ccになっていたらしい。
…てことは、もしやこいつはセローのエンジンか?
YAMAHA TW225 |
いや、これ楽しいわ!!
言っておくがエンジンはつまらないの一言である。
低速トルクがあるわけでもないのに、回るわけでもない。回り方に味があるわけでもなく、味も素っ気もなくベーッと単に回っているエンジン、という印象。
ただ、1,000kmほど乗る間にずいぶん軽快に回るようにはなった。幹線国道は前に乗っていたCB223Sと同じく、常に全開だからなぁ。変な振動もなくなったし。やはりエンジンはある程度回して乗らねば。
だがだがこの極太タイヤが面白い。振り回してもビクともしないし、ダートを走ってもよほど深い砂利でない限り、無理やり走れてしまうのが笑いが止まらないほど面白い(笑)
ホムセン箱も取り付けたので(例によって底に穴開けて結束バンドという安直な取り付け)、無敵の通勤バイクとして活躍したのだった。
帰りには上写真のように、河原を走って遊びながら帰るという贅沢なバイクだった。
秋になったので持ち主に返したけどね。
これほど良いバイクなのだが、致命的な欠点が。
それは燃料タンク容量が少ない、ということである。
なんせ6Lほどしかない。そして5Lほどでリザーブに切り替わる。
燃費は30km/Lほどなので、150kmほど走ればリザーブに切り替えなくてはならず、そこから30kmほどしか走れないのである。
…これで北海道ツーリングは危険だな(笑)
うっかりすれば原野でガス欠、ということになりかねない。
燃費がもう少し良いか、タンクがもう少し大きければなぁ。
CB223Sが35km/Lは走っていたのに。まあ、この極太バルーンタイヤでは燃費的にきついだろうけど。