主なツーリング記録 2018年上半期

 

<2018/8/4 浄土平(24時間下道縛り)>

 

 バイク雑誌で日本の絶景ルートなんかの特集が組まれると、必ずランクインするのが磐梯吾妻スカイラインである。
 標高はそれほど高くないのだが(1,500mほど)、火山ガスが噴出する浄土平付近は、あたかも森林限界を越えたかのような荒涼とした光景が広がっている。
 前から一度走ってみたいとは思っていたのだが、ちょっと場所が中途半端というか。
 最短で片道およそ380km。普通に考えて日帰りできる距離ではない。高速を使えば楽勝だけど、往復で1万円近い高速代がかかる。そんなら普通に2食付きで泊まれるじゃないか…
 猪苗代湖の周囲には無料のキャンプ場も多いので、キャンプツーリングで行っても良いのだが、この猛暑の夏、下界でキャンプなどする気になれん。

 とあれこれ考えているところで、ふと思いついた。
 この2年ほど、毎年やっていた日帰り耐久ツーリング、今年はまだやってないな。
 一昨年は映画「海街diary」のロケ地を見る、という一言でいえば聖地巡礼でわたらせ渓谷鉄道の足尾駅に行った。22時間で700kmほど走った。
 去年はR41〜せせらぎ街道〜岐阜〜一宮〜R19〜松本〜糸魚川〜富山を日帰りで走っている。20時間で630kmほど走っている。
 いずれも最初から日帰り耐久なんてつもりはなく、結果論的にそうなってしまったのだが、ここはひとつ意識して走ってみても良いのではないか?

 最初から意識してやるなら、出発は夜の12時過ぎだろう。夜間、涼しい間に距離を稼ぐのだ、というわけで夜半0時半に出発。

 下道縛りなので高速は禁じ手。新潟市まで行ってしまうと遠回りなので、燕三条のあたりを目指し、内陸方面へ。
 海沿いには越後七浦シーサイドラインとか、絶景ロードがたくさんあるのにな。
 平野部のよく分からない道をgoogle先生に従ってうろうろしている間に夜が明けた。それにしてもgoogle先生、「名称のない道」の指示が多すぎるぞ。二度と来れないような道ばかり(笑)

 そしていよいよ磐梯吾妻スカイラインへ。

 

 すげぇぞ!絶景だぞ!

 

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磐梯吾妻スカイライン 浄土平付近

 

 聞きしに勝る絶景。
 ただし絶景エリアは広くはない。猪苗代側からは浄土平まで普通の樹林帯で、浄土平ビジターセンターを福島側に抜けたところから絶景ロードが始まる。この道、福島側から走った方が気持ちいいだろうな。

 

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浄土平にて 定番の撮影ポイント

 

 定番の撮影ポイントがこれ。ただ駐車場はここにはないので、路側帯にバイクを寄せての写真。
 ちなみに上の写真の位置は、下の写真で車が2台見える下の車付近の位置で撮っている。

 標高も高いので涼しくて気持ちが良い。

 ビジターセンターの駐車場は有料で、バイクは200円だったかな?
 ドライブインもあるので、休憩にはちょうどいい。天文台などもあるようだ。そりゃここの星空は凄いだろうな…
 キャンプ場もあるようなのだが、調べてみると最低でも1,600円くらいかかりそう。うーん…

 ビジターセンターの駐車場で、「深浦ライダースクラブ」のステッカーを貼ったKawasaki ZZR1400を発見。
 ん?もしや…と話しかけてみたら、やはり去年青森に行った時に世話になったライダーハウスの関係者だそうだ。
 つまり、あのライダーハウスはオーナーが自分たちのクラブでの宴会用に建てていて、そこに通りすがりのライダーもついでに泊める、という成り立ちだということは去年聞いていたのだけど、そのクラブのメンバーと今回浄土平で会った、ということ。
 これから深浦まで帰るのだそうだ。大変だなあと一瞬思ったが、ちょっと考えてみたら下道縛りで富山まで帰る俺の方が大変だ(笑)

 10月にまた世話になるのでよろしくお伝えください〜♪

 

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寺泊付近の日本海で日没を迎える

 

 帰りは少し遠回りになるが、新潟平野を海に向けて走る。ナビは内陸部を柏崎目指して走るルートを指示しているのだが、それだとつまんない(笑)

 日没に間に合うか?と休憩もカットして飛ばしたおかげで、寺泊付近の海岸線に出た時、まさに日没直前だった。

 おお、これで日付が変わるまでに家まで帰れば達成だろ?楽勝じゃ〜ん、とすっかり気楽になるものの、まだ200kmくらいあったりする。

 

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24時間下道縛りで803km走破!

 

 というわけで、約22時間で803kmを走破した。もちろん下道縛りなので高速は一切使っていない。

 ……けっこう休憩も潤沢に入れて楽なペースだったんだよね。今回はあまり眠くならなかったので、睡眠休憩も取っていないのだ。
 これなら24時間下道縛りで1,000km、イケるかも?
 で、調べてみると、家からだと秋田の男鹿半島にある寒風山まで片道520kmなのである。往復で1,040km。
 来年にでもトライしてみようか。

 

<2018/8/18 ビーナスライン>

 

 今回は別に何の縛りも入れていない。単にビーナスラインを久しぶりに走りたくなっただけ。
 それと安房峠の旧道もずいぶん昔(安房トンネル開通前)に通ったきりで記憶もほとんどないので、偵察がてら走ってみようと。

 というのは9月の連休に、カミさんと鎌倉に行こうという話が出ているのだが、カミさんのバイクは125ccのスクーター
 安保トンネルが通れないのだ。なので峠はどんな道でどれくらい余分に時間がかかるのか、ちょっと見ておこうと。

 今回は別に下道縛りとか入れていないので、普通に朝出発。

 

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安房峠にて あれに見えるは穂高じゃないか♪

 

 意外に良い道じゃん、安房峠。舗装の傷みもそれほどないし、トンネルよりこちらの方が好きかも。
 時間も30分ほど遠回りになるだけだし、これは普通にトンネルよりこちらを選択しても良いほどの道。景色良いし森の中も気持ち良いし。

 で、今回ビーナスラインのフルコースを走りたかったので、松本から諏訪まで高速を使ってスタート。

 土曜日なので車は多いが、バイクがまた多い。世の中、こんなにバイクが存在していたんだ(笑)

 

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ビーナスライン 白樺湖から八島ヶ原への道で

 

 白樺湖を過ぎてからがいよいよビーナスライン本番。
 高原の超絶に気持ちいい道を走るのだが、車もバイクもやたら多いので、休憩ポイントが自由に選べないのはちょっと…

 

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八ヶ岳、富士山、南アルプスの揃い踏み

 

 快晴の時に来たことがなかったかも。見覚えのない景色が多すぎる(笑)
 白樺湖を見下ろした景色などは憶えているのだが、この八ヶ岳、富士山、南アルプスの揃い踏みは見た記憶がない。

 

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八島ヶ原湿原

 

 さて、今回ちょっと見たかったのは、昔、もう14年も前に八島ヶ原湿原の隣にある鎌ヶ池キャンプ場で幕営して車山に登ったことがあった。
 このキャンプ場は、その後数年で廃止になったのだが、そのキャンプ場跡ってどんな風になってるのかな、と。

 で、八島ヶ原の写真が上。
 八島ヶ原は14年前とほとんど変わってなかった。
 でも、キャンプ場は……どこにあったのか、見当さえつかない(笑)
 ビジターセンターのおっちゃんに聞いてもよく分からない。ん〜。

 で、帰ってから昔の地図を出して調べてみたのだが…

 あれ?八島ヶ原の反対側やんか!
 てことはgoogle mapで見てみると………あった。ここか。

 ストリートビューで見ると、鎌ヶ池キャンプ場に行く道は、車道なのだが途中で一般車通行止めになっているようだ。
 昔はキャンプ場に車を乗り入れていたほどなので、ここまで車で来れたはず。そのあたりまったく記憶にないのだが、写真を見てもキャンプ用のイスとテーブルを出しているので、キャンプ場までは車で行ったはず。背後に乗り入れている車も写ってるし。

 こういう位置関係だったのか〜
 今度はビジターセンターから歩いてキャンプ場跡地まで行ってみるかな。ビジターセンターのおっちゃんにも「分かったで」って報告せにゃ(笑)

 

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八島ヶ原付近(google map)

 

 ビジターセンターも駐車場に交通整理員が出るほどの大賑わい。
 美ヶ原までフルコース走る人は少ないようで、分岐を美ヶ原方面に入った途端に車がめっきり減ったのだけど、美ヶ原に着いたらやっぱり満員御礼(笑)

 

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美ヶ原の駐車場 満員御礼!

 

 バイクも古今東西の見本市のようにそろってる(笑)

 中でも上の写真で一番手前に停まっている2台はKawasakiのZ400FXとMACH750という年代モノのレアマシン。
 よくこんな高所まで…(笑) 特にマッハ、さあ帰ろうと思ってもエンジンかかるか?(笑)
 昔、TZRでここに来た時もエンジンかからなくて往生した。キャブ車は標高が高いところでは苦労するんだよな〜

 ワサビコロッケ、島々の風穴の里道の駅でも食べたが、ここでも食べてしまった。それがまだけっこう美味。

 さてさて、ここから松本に降りる道がとんでもない酷道だった。和田峠まで戻って松本方面に降りるのが一般的なのかもしれないが、ここはビーナスラインフルコースを目指したので、そのままストレートに松本を目指したのだが…
 細くてうねうねしててタンクにキン〇マをぶつけるほど荒れた路面。それが延々とほぼ50km。死んだ(笑)
 松本まで下りてきて、コンビニでしばし呆然としてた(笑)

 で、このまま安房を目指しても良かったのだが、せっかくなので糸魚川方面に。
 そしていつもの温泉じゃ(笑)

 

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いつもの温泉

 

 ワンパターンだが、いつもの温泉である。ここばっかだな〜。
 土曜日の夕方だというのに、貸し切り状態。

 

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いつもの温泉にて さあ帰ろう

 

 それにしてもこの温泉、来るたびに何かしらグレードアップしてる。それもどれもこれも手作り(笑)
 今はコンテナハウスを増設していて、ここで泊まれるようになっている。ほぼライダーハウス状態に(笑)
 「宣伝してや!」って管理人のおっちゃんに言われたけど、混み混みになると嫌なので積極的には宣伝しない(笑)

 ちなみに宿泊は1,000円。風呂が500円なので、1,500円で風呂入り放題で泊まれる。
 ただし食料は、最寄りのコンビニまで30kmくらいあるので、周到に準備すべし。

 

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帰宅 本日の走行距離、493km

 

 というわけで無事帰宅。
 本日の走行距離、約500km。ほど良い疲労感♪

 

 

 

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