patagonia spring 2010
富山では啓蟄を過ぎてから雪が積もっていたりする。冬眠穴から出てきたカエルたちはいったいどうしているのだろう・・・確かにしばらく暖かくて数日は自転車にも乗れて春を実感していたのだが。
今季のパタゴニアはハードシェルでいくつかニューモデルとモデルチェンジがあった。
まずM10ジャケット。パタゴニアにしては久々の軽量コンシャスのレインウエアである。3レイヤーで306g(メンズ)という、なかなか立派な軽さである。2年前なら驚いたスペックなのだが、モンベルのストームクルーザーは300g切っちゃったし。でも、サイズが違う(同じMサイズでもパタゴニアはモンベルのLサイズ相当)ので、同等かそれ以上の軽さだろう。
・・・でも値段はストームクルーザーの3倍以上するんだよね・・・
軽くするためにポケットをピットジッパー内に併設したりしている。これ、モンベルが1世代前の冬山用アウターで多用していた仕様で、やはりちょっと使いづらいのであまり好きではなかったのだが。
トレントシェルもモデルチェンジしている。けっこう昔からあるモデルなのだが、なくなったり復活したり。
これ、安いよね。2万円切ってるぞ。パタゴニアにしては破格のプライスではないかい?
フードの調節が2つだったり、フロントジッパーが止水ジッパーでなかったりと、仕様はそれなりの造りではあるけれど、普通にレインウエアとしてちゃんと機能する造りなので、これは安く感じる。街着にも使えるデザインだし、ポケットに収納できるのも良いな。カラーも豊富に用意されているので、パタゴニアはこれをたくさん売るつもりなんだろうな。
ちょっと前まで「売れ筋」に設定されていたレインシャドーもしっかりモデルチェンジされている。トレントシェルほどではないがやはり多色展開で、これもまだまだ売るつもりなんだろう。山でもけっこう見かけるようになってきたモデルである。
レインシャドーは今季、フロントジッパーを再び止水ジッパーに変更した。一時止水ジッパーを使ったり、去年のモデルは通常のジッパー+フラップにしてみたりと、けっこう仕様変更が激しいモデルである。
ソフトシェルで良さそうなニューモデルが出た。シンプルガイドである。
2009 winterのページでガイドジャケットがもう少し軽ければ良いのに、と書いたのだが、まさか私の要望に応えてくれたわけでもあるまいが、まさに欲しいモノど真ん中のモデルが出た。ガイドジャケットと同仕様でせめて400g台の重量だったらなぁ・・と書いたのだが、400gを切ってきた。
これは欲しい。日本の夏山で着るにはベストでとても気に入っているマウンテントレーナーがさすがにヘタッてきているのでこういうウエアが欲しかったのだ。モンベルもマウンテントレーナーの後継モデルであるクラッグジャケットがナイロンの好みでない素材感のモデルになってしまったし、他メーカーのショーラーを使ったモデルは妙に高いし、なかなかこれといったモノがなかったんだよな。
これ、欲しい。というか買います。
スーパーガイドジャケットをヤフオクで売って資金を作るか。
ちなみに前から少し気になっているのだが、トラバースジャケットもちょっと良さそうなんである。パタゴニアにしては安いし、買ってみようかなと思ったこともあったのだが・・・自転車に良さそう。