2021年秋 東北ツーリング

Part I

日付

走行場所

主な走行路

走行距離

9/19

富山〜新潟〜鶴岡(鼠ヶ関)(テント)

R8〜北陸自動車道〜R402〜R7

384.2km

9/20

鶴岡〜秋田〜深浦〜行合崎キャンプ場(テント)

R7〜R101

300.1km

9/21

深浦〜竜飛崎〜高野崎キャンプ場(テント)

R101〜メロンロード〜R339〜R280

187.8km

9/22

高野崎〜青森(三内温泉)〜弘前(ホテル)

R280〜R7

108.3km

9/23

弘前〜玉川温泉〜由利本荘(ホテル)

R7〜R282〜R341〜R105

246.4km

9/24

由利本荘〜庄内夕日の丘キャンプ場(テント)

R7〜鳥海ブルーライン〜R112

152.4km

9/25

庄内夕日の丘キャンプ場〜富山

R7〜R113〜R402〜北陸自動車道

392.9km

合       計

 

1772.1km

 

<前振り>

 

 去年の北海道ツーリング、帰ってきてから家で散々「良かったよぉ〜」と吹聴していたら、カミさんがその気になったのだ。
 来年は自分も行きたいから連れてけと。
 というわけで、まあたまにはそれもいいか、と去年から「次は2台で北海道へ」というモードにはなっていたわけなのだ。

 ところが。

 コロナ禍である。まさか緊急事態宣言がずっと出っぱなしになるとは。
 決行予定の9月中旬以降には事態はある程度鎮静化しているだろうという読みの基、フェリーは9/17に新潟〜小樽便を、9/24に小樽〜新潟便を予約したのだが、9月いっぱいの緊急事態宣言の延長が決まって北海道ツーリングも終わった。
 まあ、感染状況はかなり良くなっていたし、行って行けないことはないのだけど、立場上行くわけにはいかんな…てことでフェリーは前週に泣く泣くキャンセルしたのだった。

 が、休暇はすでに取得済み。
 どこにも行かなければ、11連休どこで何をするとでも?
 カミさんもこの歳なので行ける時には行っておかないと、連泊でテント主体のツーリングなんて体力的にすぐ行けなくなるしなぁ。
 カミさんは連泊ツーリング自体の経験がほとんどないので、初体験するにはそもそも遅すぎる年齢だからねぇ。

 てことで、緊急事態宣言も蔓延防止措置も出ていない東北にでも行くか、ということに。
 県は県外との往来は自粛、というステージ3を解除していないのだが、数値そのものは既にステージ2以下に低下していること、夫婦ともワクチン2回接種済みであること、移動はバイクなので感染リスクは事実上ゼロであること、宿泊もテントが主体で感染リスクなどほぼないこと、感染者が非常に少ない東北をターゲットにすること(青森の感染者数はやや多いが、青森市と八戸市の施設クラスターが主体で市中感染が広く起きている気配は薄い)、てことでゴー、ということに。

 

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準備中 部屋中がごった返している

 

 天候が思わしくなく、9/17-18には出発できないということになり、出発は9/19ということに。
 まあカミさんと2人で走るのは疲れそうだし(笑)、少し日程が短くなったくらいがちょうどいいや(笑)

 

<9月19日>

 

 カミさんが夜間走行が苦手なので、朝はゆっくり8時頃出発。

 いや予定通りだったら9/17の朝4時くらいから高速を走って正午に出港する新潟発フェリーに乗る、ということだったのだけど、大丈夫だったのかこの計画で?
 米山あたりまで高速を走って、その後海沿いを走ろうということにしていたのだが、風が強くてカミさんが怖いというので、朝日で降りて下道を。
 既に「今日はどこまで行けるんだろ?」という不安が。
 カミさんは目の前の道路を走るのに必死で先のことまで考える余裕がないようだけど(笑)

 

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今回の積載はこんな感じ

 

 ちなみに今回の積載はこんな感じである。
 ZZRにもホムセン箱、付けちゃった(笑)
 これ、一度やると元には戻れません(笑)

 

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新潟港 あーここからフェリーに乗っているはずだったのに…

 

 新潟港にて。
 あーあ、ここからフェリーに乗っているはずだったのになー

 

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鶴岡市のテン場(闇テン笑)

 

 ペースもたいして良くはないのだが、それ以上に休憩が多い。まあ複数で走るとこんなものなのだけど、ソロが多かったので距離感が狂う。
 ソロだったら頑張れば1日で青森に入れるし、比較的余裕をもって走っても秋田は堅い。
 なのにどうしてまだ新潟県を抜けていないのに陽が西に傾いているのだ?
 翌日に青森入りしようと思えば、初日に新潟県で泊まるのは何としても避けたい。

 ところが連休とあって、海沿いのキャンプ場はどこも満杯か閉鎖されていて、良いテン場が見つからない。

 …てことで、このテント場、キャンプ場ではない闇テンである。初日から闇テンかー(笑)

 でも、闇テンにしてはロケーションが良いところで、防潮堤越しとはいえ、夕日がきれいだった。

 で、設営してから風呂と近所のスーパーで買い出し、というルーチンはソロの時のまんまなのだった。

 でも、某温泉は外来客は入浴お断りだったので、結局この日は風呂には入れなかったが。
 …コロナ禍が終わっても来てやんねーからな(笑)

 

<9月20日>

 

 さて、この日は青森の行合崎で幕営したいし、そもそも闇テンなので長居はできないし、ということで早朝そこそこに出発。

 昨日の走行で距離感をだいぶアジャストしたつもりだったが、やはり相変わらず感覚より大幅に遅れての走行。
 感覚的には午前中に青森入りするのは楽勝、と思っていたのだけど、実際に青森県境を越えて深浦町入りしたのは午後2時半だった。

 

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来たぜ!! 深浦!!

 

 深浦入りしたら、当然不老不死温泉でひと風呂浴びる算段だったのだけど、不老不死温泉の外来入浴の時間を午後3時まで、と思っていたので、実は相当焦っていた。(実際は受付が午後3時半、入浴は午後4時までだったので、少し余裕はあった)

 しかし。
 余裕はなくても深浦入りしたら、ここで写真を撮るのだ。断じて。

 しかし不老不死温泉は上の写真の海の向こうに見える半島の先っぽである。そこまであと30分で行かねばならぬ。
 ちなみにこのことはカミさんには言っていない(笑)

 深浦町のR101は信号もない快走路が続くのだが、カミさんは相変わらず「温泉に入る気、あるのか?」と言いたくなるほどゆっくりしたペース(笑)
 頭の中では不老不死温泉に間に合わなかった場合のオプションをあれこれ考えながら走っていたのだが、まあ結論を言えば間に合ったのだった。
 しかも外来入浴時間を勘違いしていたので、実際には余裕さえあったのだ。

 なんだそんなことなら県境でもう少しじっくりと写真を撮っていればよかった。

 

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不老不死温泉 間に合ったー

 

 やはり連休だからか、人はわりと多い。まあ密というほどではないけど。

 で、私はあまり長く入ると湯当たりしそうだし、この後の段取りも考えるので、4時前には出ていたのだけど、カミさんは後のことは考えない人なので、4時ぎりぎりまで入ってるわけだよ当然(笑)

 ま、5時に設営できていればいいか。

 

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来たぜ!! 行合崎!!

 

 行合崎到着。ここを今日のキャンプ地とする!

 今年から行合崎キャンプ場は無料開放されたらしい。
 まあ元々9月は開設期間外だったのだけど、無料開放されたおかげで9月でもトイレが生きているというありがたいことに。

 もったいないけどね。ここを無料で使わせるなんて。
 でも駐車場からテン場まで遠いし高低差もあるし、なかなか大変なキャンプ場なので仕方ないのかも。ロケーションは超絶的なのに。

 

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行合崎キャンプ場でお決まりのポーズ

 

 今回は海辺の下ではなく上の台地の方に張った。カミさんが下まで行くのはしんどいと言ったこともあったし、そもそも荷物増えてるので下まで行くのはきついな…と。
 でも上も台地も見晴らしは抜群。

 

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さっちーさんと

 

 今回は時間がなかったので前回お世話になったライダーハウスに顔を出せなかったのは無念だった。
 まあこの時点では帰りに寄ることもあるか、とは思っていたのだったが…

 が、実は前回の翌年、番台吾妻スカイラインの浄土平で深浦のライダーに出逢っていたのだ
 浄土平の駐輪場にバイクを停めた時、隣のバイクのサイドカバーに「深浦ライダースクラブ」と書かれたステッカーが貼ってあって、もしやと話しかけたらやはり深浦の人だった、ということがあった。
 その後、彼とはTwitterで相互になっていたので、今回も深浦入りした時に「今年も来たぜ!深浦!」なんてツイートしたのは、実はさっちーさんが読んでくれることを期待していたのでした(笑)
 案の定、テン場に差し入れを持ってきてくれて、しばし話し込んでいたのだった。

 前にカミさんに「深浦はいいぞぉ」と盛んに宣伝しても、カミさんにはいまいち伝わってなかったのだが、実際に来てみたらカミさんも「確かに深浦は良いわ」と納得していた。
 この景色はねぇ、実際に来てみないと写真や話ではなかなか伝わらないんだよね〜。
 でもまだ通過してるだけだからな。さっちーさんに3年も前に教えてもらっている絶景ポイントもまだ行けてないし、お世話になったライハにも顔を出せてないし。

 深浦でゆっくりすることは今回のツーリング中にできるのか?

 とりあえず明日は竜飛崎を目指す予定なのである。

 

 

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